アカシア食器にカビが生えてしまう理由や落とし方を簡単解説

:2022/10/21

アカシア 食器 カビ

食卓に並べるだけでおしゃれに見せてくれる「アカシア食器」。
木目が美しく、丈夫で割れにくいので長く使えるのもアカシア食器の魅力ですが、雑に扱ってしまうとカビが生えてしまうことも。

そこで今回は、アカシア食器にカビが生えてしまう理由やカビが生えた時の落とし方、アカシア食器に生えたカビを食べたらどうなるの?といった疑問にお応えしたいと思います。

アカシア食器にカビが生えてしまう理由

天然素材のアカシアを使った食器は、家ではもちろん、キャンプでも活躍する人気のアイテム。
いつもの料理もアカシア食器に盛り付けるだけで、カフェのようなおしゃれな雰囲気を味わうことができます。

ただアカシア食器のような木製の食器は、使い方を間違えるとあっという間にカビが生えてしまうのが難点。
では、なぜアカシア食器にカビが生えてしまうのでしょうか。

洗い終わった後そのまま長時間放置

アカシア食器のように木製の食器の天敵は”水気”。
洗い終わった後、水気を拭かずにそのまま長時間放置してしまうとカビが発生する原因になります。

水につけ置きする

使い終わった食器の汚れを落とそうと水につけ置きすることがありますが、木製食器にはNG行為。
水に長時間つけ置きすると、カビだけでなく、食器が変形してしまうなど劣化を早める原因にもなります。

オリーブオイルを大量に馴染ませた

アカシア食器のツヤがなくなった時、オイルを馴染ませることでツヤを取り戻すことができます。
おすすめは乾性油のエゴマ油ですが、家にあるオリーブオイルで活用できます。
ただ、オリーブオイルは不乾性油で大量につけてしまうベタベタしてしまい、カビや雑菌が繁殖する原因になるので、薄くつけるなど注意が必要です。

アカシア食器にカビが生えた時の落とし方

久しぶりにアカシア食器を使おうと食器棚から出したらカビが生えていた…ということもあるでしょう。
では、アカシア食器にカビが生えてしまった時はどうすればいいのでしょうか。

紙やすりでカビを除去

食器の表面にうっすらカビが生えている場合は、紙やすりで対処することができます。
紙やすりには表面の目の粗さを示す単位がありますので、食器のカビを取る場合は400番手以上の目の細かい紙やすりを選び、様子を見ながら木目に沿って優しく一方向にこすっていきましょう。
仕上げにキッチンペーパーにオイルを付けて食器に薄くまんべんなく塗れば完成です。
気付いた時にすぐに対処できるよう、紙やすりをストックしておくことをおすすめします。

塩素系漂白剤や熱湯消毒で殺菌漂白する方法も

カビはしっかり除菌しないとまた生えてしまうのが厄介なところ。
厄介なカビは、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤で殺菌漂白することができますが、耐水性のある木製食器以外のものは色落ちする可能性があるので避けたほうが無難です。

そこでおすすめなのが熱湯消毒。
キッチンペーパーで目に見えるカビを拭き取り、食器が入る桶に50度以上のお湯を注いで数分つけ、最後にしっかり洗って乾燥させましょう。

ただし、急激な温度変化で割れたりヒビが入る可能性もありますので、

  • 熱湯消毒を長時間行わない
  • ぬるま湯に慣れさせてから熱湯消毒する
  • すぐに冷たい水にさらさない

の点に注意し、自己責任で行いましょう。
また、食品にも使えるアルコール度数の高いスプレーでカビの部分のみを拭き取るのも効果があるのでお試しください。

カビを除去したスポンジは捨てるか除菌を

スポンジと食器用洗剤を使ってカビを取り除いた場合、カビ菌がスポンジの中で増殖し、そのスポンジで他の食器を洗うとカビがうつる可能性が高いので、基本的にそのスポンジは捨てましょう。
ただ、カビが少量だったり捨てることができない場合は、

  1. スポンジを水で洗い、食器用洗剤をつけて更にもみ洗いし汚れを取る。
  2. 60〜90℃の湯に1分ほど浸す。
  3. 冷水につけて冷まし、水気を絞って乾燥させる。

の方法で除菌を行ってから再度使うようにしましょう。

カビが取れない食器は捨てる

どの方法を行ってもカビが除去できない場合は、思い切って捨てる勇気も必要です。
カビが取れない食器を使うのは、衛生的に良くないのはもちろん、見た目にもよくありません。
最近は100均や雑貨屋さんなどで手軽にアカシア食器が購入できますので、新しい食器をお迎えしてはいかがでしょうか。

アカシア食器に生えたカビを食べたらどうなるのか

アカシア食器にカビが生えていたにもかかわらずうっかり使ってしまった場合、体に何か影響がないのか心配になります。

食器に付着しやすい白いふわふわしたカビは「コウジカビ」というもので、味噌や醤油などに使われる毒性が弱いカビです。
食べたカビが少量なら胃酸で死滅するので心配ないでしょう。

ただカビは種類が豊富で、中には有害なカビもありますので、アカシア食器を使う前にカビの有無を確認し、もしカビが生えていたら迷わずにしっかり洗浄・消毒をするようにしましょう。

カビだけじゃないアカシア食器が白くなる原因

アカシア食器が白くなる原因は、カビ以外にも、

  • 食器が乾燥し油分が抜けてしまった
  • 箸やフォークなどの傷が付いた

の理由から白くなることがあります。
いずれも、食器表面の塗装が剥げて白くなっただけなので、オイルを塗って保湿することでキレイに復活します。

手順は以下の通りです。

  1. 白くなっている箇所を紙やすりで削り取る。
  2. キッチンペーパーにオイルを少量つけ、全体に薄くまんべんなく塗る。
  3. 風通しの良い日陰で完全に乾くまで2〜30分ほど置く。

白くなった食器もツヤを取り戻すのでぜひお試しください。

カビ対策にもなるアカシア食器の正しいお手入れ方法

ここで、アカシア食器の正しいお手入れ方法についてご紹介します。

  • 基本はやわらかいスポンジと食器用洗剤で優しく洗う
  • さっと水気を切って清潔な布で拭き取り、風通しの良い日陰でしっかり乾燥させる

毎日にお手入れは上記の方法でOK。
後は定期的にオイルメンテナンスを行えば、カビも生えずに長く愛用できます。
水切りカゴにたてかけたままにすると、下部に水分が溜まって黒ずみの原因になりますのでご注意ください。

注意点

また、アカシア食器は、

  • 食洗機に入れる
  • 電子レンジで温めたり冷蔵庫に入れて冷やす
  • 油分の多い料理を直接盛り付ける

の行為もNG。
いずれも食器の劣化を早めたり、シミやひび割れの原因になりますので注意しましょう。

最後に

今回は、アカシア食器にカビが生えてしまう理由や落とし方について詳しくお伝えしてまいりました。
普通の食器のように雑に扱うとカビが生えてしまいますが、お手入れ次第でまた元のように使うことができます。
ただ、カビは食器棚のホコリも大好物なので、日頃からこまめに掃除することもカビ対策として必要でしょう。
使い込むほど味わい深くなるのもアカシア食器の魅力なので、手間も楽しみながらぜひ大切に使い続けてください。

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