アカシア食器のお手入れ方法がまるわかり-カビのお手入れ方法も

:2022/10/17

アカシア 食器 手入れ

木の木目が温かみを感じさせてくれるアカシア食器。
アカシア食器に料理を盛り付けるだけで、いつもの料理もカフェのような雰囲気に変わるから不思議です。

そんなおしゃれで人気のアカシア食器ですが、難点がお手入れにコツがいること。

そこで今回は、アカシア食器のお手入れについて、毎日のお手入れ方法やツヤがなくなった時のお手入れ方法、カビが生えた時のお手入れ方法など、トラブルに応じたお手入れ方法についてもご紹介します。

アカシア食器の毎日のお手入れ方法

天然木のアカシアの木を使用した食器は一般的な食器とは異なり、正しくお手入れすることでキレイに長く使うことができます。
そこで、普段からアカシア食器を使う場合の毎日のお手入れ方法についてご紹介します。

キッチンに放置せずすぐ洗うこと

天然素材のアカシア食器の大敵は”水気”。
食器を使い終わった後、汚れたままキッチンに放置してしまうとシミやカビの原因にも。
使い終わったらキッチンに放置せずすぐ洗うことを心がけましょう。

アカシア食器の洗い方

他の食器と同じように食器洗い用洗剤を使って洗い、ぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。
ポイントはやわらかいスポンジを使うこと。
たわしなどでゴシゴシ洗うと食器を傷つけてしまうので避けましょう。

水気をしっかり拭き取り乾燥させる

洗い終わった後、自然乾燥させようと水切りカゴなどに入れたまま放置してしまうとカビが生えやすくなります。
必ず清潔なタオルや布で拭き取り、風通しの良い日陰でしっかり乾燥させましょう。

アカシア食器のツヤがなくなった時のお手入れの手順

日常的にアカシア食器を使うと、もともと食器に施してあったオイルやワックスが剥がれ、ツヤがなくなり白っぽくなります。
これは、油分がなくなってきた証拠なので、手にハンドクリームを塗るように、食器にもオイルを塗ることで解決します。
オイルを塗る手順は、

  1. アカシア食器にオイル(小さじ1杯程度)を落とし、キッチンペーパーなどでムラなく伸ばす。
  2. 新しいキッチンペーパーで乾拭きし、オイルが馴染むまで風通しの良い日陰で1時間程度置く。
  3. 仕上げにもう一度乾拭きして完成。

お手入れする際のオイルは、クルミ油、エゴマ油、亜麻仁油が適していますが、お家にない場合は、オリーブオイルや食用油などお家にあるもので代用可能です。
ただオリーブオイルや食用オイルはベトベトしがちなので、使う場合は少量で薄く塗るようにしましょう。

オイルメンテナンスの頻度

ツヤがなくなってきた…と感じた時にオイルを使ってお手入れすることでツヤが蘇りますが、1〜2ヶ月に一度オイルメンテナンスをするのがおすすめ。
状態を見ながら定期的にお手入れすることでツヤが保たれ、食器が長持ちします。

長期間保管する場合のアカシア食器のお手入れ方法

毎日使わず、気分によって使ったり、来客時にだけ使うなど、日常的にアカシア食器を使わないという方も多いのではないでしょうか。

アカシア食器を使う予定がなく、長期間保管することがわかっている場合は、洗い終わった後しっかり水気を拭き取り、低濃度のアルコールスプレーで除菌をした後、風通しが良い日陰に置いて”いつも以上に念入りに”乾燥させましょう。
保管する場所の選び方も重要で、湿気がこもらない、普段から開け締めする場所に保管することでカビ防止にもなります。

また、使わない食器棚でも中にホコリが積り、そのホコリに湿気がたまることでカビの原因にもなりますので、食器棚も定期的に掃除することも大切です。

アカシア食器にカビが生えてしまった時のお手入れ

乾燥が十分でなかったり、湿気がこもりやすい場所で保管するとカビが生えてしまうことがあります。
もしカビが生えてしまった時は、紙やすりで傷って落とし、それからオイルを塗って乾燥させることで復活できます。
紙やすりは400番以上の目の細かい物を使いましょう。

アカシアは耐久性があるので腐りにくいですが、紙やすりで削っても取れない黒カビ、もしくは既に腐っている場合は、食器として使わず諦めましょう。

アカシア食器を使う際の注意点

ここで、アカシア食器を使う際の注意点についてお伝えします。
長く愛用するためにも、ぜひ守ってください。

  • 長時間水に浸す〜形が歪んだりひび割れる原因になります。
  • 直射日光に当てて乾燥させる〜反りや割れる原因になります。
  • カビやシミを取ろうと漂白剤を使う〜木の色が抜けたり、漂白剤の成分を吸って匂いが取れなくなります。
  • 電子レンジを使用する〜変色や歪み、ひび割れの原因になります。
  • 食洗機に入れて洗う〜木にダメージを与え劣化を早めてしまいます。
  • 冷蔵庫に入れる〜食器に他の食材の匂いが移ったり、シミ、ビビ割れの原因になります。

これらはアカシア食器に限らず、木製食器にやってはいけない行為です。
使い方を間違えると食器に大きなダメージを与えてしまうので注意しましょう。

最後に

今回は、アカシヤ食器のお手入れ方法についてご紹介してまいりました。
アカシア食器は、見た目がおしゃれで料理を美味しく見せてくれる便利な食器です。
ただし、天然素材のアカシアは色素を吸い込みやすいのでしっかりしたお手入れが必要で、油や調味料が多く使われている料理を盛り付ける際は、シミがつかないよう葉物野菜やワックスペーパーを敷くなどの工夫も必要です。

しっかりお手入れをすることで長く愛用できますので、手間も楽しみながら大切に使い続けてください。

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