木製食器の塗装種類別の特徴や注意点

:2022/09/01

木製 食器 塗装

食卓をおしゃれに演出してくれる木製の食器。見た目がおしゃれになるだけでなく、木の温もりを感じることができます。

そんな木製の食器は塗装の仕方によって特徴が異なります。そこで、この記事では、木製食器の塗装の種類や特徴についてご紹介します。

また、木製食器が割れる原因や洗い方、メンテンスの方法もご紹介するのでぜひ参考にしてください。

おしゃれな木製食器の塗装の種類

木製の食器は木の温もりを感じ見た目がおしゃれなだけでなく、軽くて持ちやすく、落としても割れにくい特徴があります。

また、熱を通しにくいので食器が熱くなりにくい特徴もありとても使いやすい食器です。

そんな木製の食器の素材には、アカシアやラバーウッド、ヒノキなどさまざまな木材が使われています。

作り方によって見た目や使い勝手が異なり、それを大きく左右するのが仕上げの塗装です。塗装の違いを下記でご紹介します。

ウレタン塗装

ウレタン塗装は、透明の樹脂で全体をコーティングします。口に入れても安全な樹脂なので、安全性が高いです。

ガラス塗装

ガラス塗装は、ガラスを液体にしたものを木材に染み込ませた塗装です。

オイル仕上げ

オイル仕上げは、クルミやエゴマ油やミツロウなどを木材に塗ります。

塗装なし

木を加工し塗装しないでそのままの状態のもの食器もあります。

木製食器の塗装別特徴

木製食器の塗装について紹介しましたが、どのような特徴があるのでしょうか。

ウレタン塗装

ウレタン塗装した食器は、表面からの染み込みが防げます。耐水性があるので、色やにおいが移りにくい特徴があります。

ガラス塗装

ガラス塗装した食器は、強度が上がります。表面を覆う塗装ではないので、木ならではの香りや温もりを感じることができます。しかし、色が移ったり、傷がついてしまうことがあります。

オイル仕上げ

オイル仕上げした食器は、木の乾燥が防げるので反り返しなどの木の変化や、汚れの染み込みがしにくいです。

塗装なし

塗装なしの食器は木そのものの香りが楽しめます。しかし、乾燥に弱く臭いも色も付きやすいのでお手入れは難しいです。

木製食器が割れる原因

木製の食器は使い方を間違えると割れたり、ひび割れを起こすことがあります。どうして割れたり、ひび割れを起こすのでしょうか。

木製の食器をレンジで温めたり、食洗機で洗ったり、冷蔵庫で冷やしたりすると割れたり、ひび割れを起こすことがあります。

木製の食器は温度変化に弱い性質を持っています。急に温められたり、冷やされたりすると、木が膨張したり、収縮したりします。この変化に耐えられずひびが入ったり、割れたりしてしまいます。

また、水にも弱い性質も持っています。水につけておくと、水が浸透してしまい変形してしまうことがあります。カビたり、劣化を早めることもあるので水につけておくのもやめましょう。

木製の食器は汚れが染み込みやすいので、汚れたまま放置すると色が付き変色してしまったり、臭いがついてしまうこともあります。

木製の食器は外部の影響を受けやすいので、使ったらすぐに汚れを落とすことが大切です。

木製食器の洗い方

木製食器はきちんとお手入れしていれば長く使えます。おすすめの洗い方をご紹介します。

<手順>

  1. ぬるま湯や水を使って軽く汚れを落とします。
  2. 柔らかいスポンジに食器用洗剤をつけて優しく洗います。ゴシゴシ洗うと食器に傷をつけてしまうので気をつけましょう。
  3. ぬるま湯か水で洗い流します。
  4. 乾いた布などで水気を拭き取ります。濡れたまま水切りラックなどにいれて乾燥させるのはやめましょう。
  5. 水気を拭き取ったら、風通しのよい日陰に置いてしっかり乾燥させましょう。

木製食器の塗装のメンテナンス

木製の食器は使っているうちに塗装が剥がれてきてしまいます。使う頻度によって異なりますが、ツヤが無くなってきたり、色がくすんできたりします。

木製の食器にできるメンテナンスのやり方をご紹介します。

木製食器の塗装が剥がれてきた時は、オイルを塗ることで水の侵入や汚れの付着を防ぐことができます。また、艶出しもできます。

使うオイルは市販の木製食器用オイルや亜麻仁油、くるみ油などが使えます。普段よく使うサラダ油やオリーブオイルは乾かないので使わないようにしましょう。

オイルの塗り方は簡単です。木製食器にムラにならないようオイルをたらしてなじませます。ペーパータオルなどを使って、オイルを拭き取れば終了です。

うまく塗る方法はしっかり拭き取ることです。拭き取りが甘いとベタつきます。しっかり拭き取りましょう。

ガサつきがひどい場合は、サンドペーパーを使って研磨し補修できます。うまくいかないという方もいらっしゃると思いますが、研磨するときのコツは目の粗いサンドペーパーを使用してある程度整えたあと、目の細かいサンドペーパーを使って仕上げることです。

サンドペーパーで磨きガサつきなどを消すことができなめらかになったら、オイルメンテナンスを行いましょう。

まとめ

木製の食器の塗装についてをご紹介しました。木製の食器の塗装にはウレタン、ガラス、オイルなどがあり、それぞれに特徴があります。

使い方や洗い方次第で塗装が剥がれたり、食器が割れたり、ヒビが入ったりします。

正しい使い方、洗い方をし、塗装が剥がれてきたときにはメンテナンスを行い、おしゃれな木製食器を長く使いましょう。

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