木製食器が食洗機対応不可の理由を解説

:2022/08/31

木製 食器 食洗機

木目が美しく、料理を美味しくおしゃれに見せてくれる木製食器。
キャンプ用食器としてはもちろん、お家で使うことでカフェのような雰囲気を演出できる木製食器ですが、難点なのが「食洗機に入れることができない」ことです。

そこで今回は、木製食器を食洗機に入れてはいけない理由や、食洗機で木製食器を洗いたい場合は?などの疑問にお応えします。

木製食器を食洗機に入れてはいけない理由

木製食器など、木でできた皿やカトラリー類を食洗機に入れるのはNG行為です。
木製食器は極端な温度変化に弱いので、高温で洗浄・乾燥を行う食洗機に入れてしまうと、歪み・反りが出たり塗装が剥げてツヤがなくなったり、最悪の場合割れる可能性があるからです。

木製食器は基本的には食洗機には入れず、優しく手洗いしましょう。

食洗機で洗いたいなら食洗機対応の「木製風食器」がおすすめ

天然木を使った自然素材の木製食器は食洗機に入れることができないため手洗いするしかないですが、木製食器だけ手洗いするのはとても面倒なものです。
他の食器と一緒に食洗機で洗えたら…と感じてしまいますが、そんな方には「木製風食器」がおすすめ。

ウッド調や木目を表現した、一見すると木製食器と変わらない見た目と質感の木製風食器は樹脂で作られており、表面をウレタン塗装で仕上げているので、食洗機だけでなく電子レンジも対応可能。
汚れもつきにくいので手洗いでもさっと流せ、軽くて落としても割れないので、キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンにもおすすめです。

食洗機対応可能なおすすめの木製風食器

ここで、食洗機対応可能なおすすめの木製風食器をご紹介します。いずれも楽天などのショッピングサイトで購入できるので、気になる方はぜひサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

NH home

ワンプレートやオーバルプレートなどPET素材の木製風食器が形・サイズ・色展開も豊富で、食洗機・電子レンジ対応可能。軽量で重なりが良くスタッキングしやすいので、自宅で使用するのはもちろん、キャンプなどにも最適です。
耐熱温度はマイナス20℃~140℃。お手入れが簡単で、安心安全の日本製なのも魅力です。

SEE

落ち着いた色味と木製のような温かみがあるSeeシリーズの木製食器は、和食・洋食・中華と料理を選ばずおしゃれに見せてくれる使いやすさが魅力。
軽くて割れにくく、食洗機・電子レンジ対応可能。安心安全の日本製で、職人が木の風合いを出すためひとつひとつ丁寧に塗りを行っています。
重ねてコンパクトに収納できるので、キャンプなどのアウトドア食器にもおすすめです。

食洗機にうまく入れられない木製風食器は手洗いで対応

木製食器は手洗いが基本ですが、食洗機対応可能の木製風食器なら食洗機で洗えるので、手洗いがめんどくさいという方には最適な商品です。
ただ、オーバル型や深めのボウルなど、食器の形状によっては食洗機にうまく入れられないことも多いため、その場合は食洗機に無理やり入れずに手洗いするしかありません。
せっかく食洗機対応可能の木製風食器なのに食洗機で洗えないのは本末転倒なので、食器を選ぶ際には”食洗機に入れやすい形”を選ぶことも大切でしょう。

木製風食器なら洗うのも簡単

木製食器は木目がおしゃれで温かみがありますが、天然素材だからこそデリケートな面もあるため、洗う際は柔らかいスポンジで優しく洗いしっかり乾燥させなくてはなりません。
また、ツヤがなくなってきたらオイルを塗り込んだり、カビが生えてしまった時はヤスリで削って取り除いたりと、定期的なメンテナンスも必要です。

一方の木製風食器は傷がつくにくく汚れも落ちやすいので、木製食器よりも洗うのが簡単。メンテナンスの必要もなく、さっと洗って布巾で拭いてすぐに食器棚へしまえますし、自然乾燥でも食器を痛めることがありません。

木製風食器が入るビルトイン食洗機を後付けするには

食洗機には、

  • 据え置き(卓上)型
  • ビルトイン(埋め込み)型

の2種類あり、据え置き型は工事不要で簡単に設置できますが、容量が少なく音も大きいのが難点。
一方のビルトイン型は静かで見た目もすっきり、2〜5人分の食器を一度に洗うことができますが、キッチンの中に埋め込むため工事が必要です。

ビルトイン食洗機の種類

ビルトイン食洗機は、

  • 主流の【スライドオープン】
  • 容量が大きく出し入れしやすい【フロントオープン】

の2種類の扉の他、

  • 庫内が深く、食器や鍋、フライパンもたっぷり入れることができる【ディープタイプ(深型)】
  • 食洗機の下を収納スペースとしても使うことができるコンパクトな【ミドルタイプ(標準)】

と庫内容量も2種類あり、一人暮らしからファミリーまで、家族の人数に合わせて選ぶことができます。

後付けできるキッチンのタイプ

ビルトイン食洗機は、流し台やガス台などが一体となるよう組み合わさったシステムキッチンのみ後付け可能で、コンロや調理台などそれぞれ購入して組み合わせたセクショナルキッチンは後付けできません。

また、ビルトインの食洗機が後付けできるかどうかは、キッチンの中に設置できるスペースがあるかどうかがポイントで、キッチンの奥行きや設置位置によっては機種が限られてしまいます。

後付けできるキッチンスペース

キッチン天板が63cm以上あるシステムキッチンであれば全種類の食洗機の設置可能ですが、63cm未満の場合は機種が制限されてしまいますので、前の壁から手前の端まで計測し、後付けできるかどうか確認することが大切です。
ただ63cm未満でも、設置可能な機種(リンナイRSW-C402C-SV)もありますので、まずは現場写真や寸法を計ってリフォーム会社へお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

食洗機取付にかかる主な費用

次に食洗機取付にかかる主な費用ですが、食洗機の本体価格の他、機器取付・取外、点検・試運転、出張費の基本工事費などを含む後付費用の相場は10万〜30万で、全体の9割の方が20万未満で交換しているようです。

ただし注意したいのが、後付けの場合、設置環境によってはオプション工事が必要で費用が高くなる可能性があること。
内訳や費用については業者によって異なるので、見積もりの段階で不明な点がある時はそのままにせず、必ず業者に質問することが大切でしょう。

正しい食洗機の使い方と掃除方法

これから新たに食洗機を設置する方はもちろん、食洗機を既にお持ちの方も知っておきたいのが、正しい食洗機の使い方と掃除方法です。
食器をよりキレイに、そして長く大切に使うためにもぜひ参考にしてみてください。

食洗機の使い方

食洗機を使う上でのポイントをご紹介します。

  • 食べ残しは捨て、油の塊などを紙などで取り除き、さっと水で流してから入れる。
  • 焦げ付きや乾いたご飯粒などは浸け置きなどして落としやすくしておく。
  • 洗浄液が当たるように汚れている箇所を内側に向けて入れる。
  • グラスやカップはすすぎの水がたまらないよう斜めに入れる。

また、食洗機には標準コースやスピードコースなど様々なコースがあるので、汚れに応じて最適なコースを選ぶことも大切です。
洗い残しもなく、キレイに仕上がりますのでぜひお試しください。

食洗機の掃除方法

食洗機は定期的に掃除しないと、においやぬめり、水垢、カビなどが生えてしまうだけでなく、食洗機の寿命が短くなってしまいます。
食洗機を使った後は残菜フィルターを掃除し、雑菌が繁殖しないよう注意した上で、以下の掃除を定期的に行いましょう。

定期的に行いたい掃除とクエン酸を使った掃除方法

庫内のにおいやぬめりが気になる場合は、市販されている食洗機専用クリーナーを使う方法が一番楽でおすすめです。
手順は以下のとおりです。

  1. 庫内を空にし、残債フィルターを掃除しセットする。
  2. 標準コースで約5分間運転し、「一時停止」ボタンを押して運転を一時停止する。
  3. 庫内クリーナーを直接庫内にまんべんなく入れて閉める。
  4. 「スタート」ボタンを押して終了まで運転すれば完了。

細かな箇所に汚れがこびりついている場合は、クエン酸(小さじ1)と水(200ml)を混ぜたクエン酸スプレーをかけ、爪楊枝などを使って落とすとキレイになります。

最後に

木製食器は盛り付けるだけおしゃれに見せてくれるだけでなく、100均や雑貨屋さんでも購入できるなど安いのも魅力ですが、天然木を使った木製食器は食洗機が使えないので手洗いするしかありません。
木製風食器であれば、木の風合い感じるおしゃれな見た目もありながら、食洗機・電子レンジ対応可能と使い勝手が良いので、木製食器の手入れが面倒な方は木製風食器を購入してみてはいかがでしょうか。
食洗機の使い方や掃除方法も改めて見直しながら、木製風食器でお家時間を楽しんでください。

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