【木製食器のお手入れ方法】洗い方やオイルを使ったお手入れなど

:2022/08/22

木製 食器 手入れ

食器には、陶器やガラス、プレスチックなど様々な素材が使われていますが、軽くて丈夫で見た目もおしゃれと人気があるのが木製食器です。

お家で使うのはもちろん、キャンプなどのアウトドアでもピッタリの木製食器ですが、気になるのがお手入れ方法です。

そこで今回は、木製食器のお手入れ方法やカビが生えてしまった時の対処法、注意点などお伝え致します。

木製食器のお手入れ方法-洗い方とポイント

ナチュラルな雰囲気で温かみのある木製食器。
木製食器に盛り付けるだけでどんな料理も美味しく見えますが、気になるのがお手入れ方法です。

木製食器の洗い方

特に特別な洗い方はなく、使い終わったら放置せずに、柔らかいスポンジと食器用中性洗剤で優しく洗いましょう。
水に長時間さらすとカビが生えやすくなるので、浸け置きなどはせずにすぐに洗うことが大切です。

洗い方のポイント

木製食器は傷やにおいが付きやすいので、汚れをたわしでこすったりするのは避けましょう。
食洗機OKな木製食器も増えていますが、一般的な木製食器は食洗機で洗うと木のツヤがなくなったり、割れてしまう可能性があるので、食洗機は使わずに手洗いしましょう。
洗い終わった後は濡れたまま放置せず、乾いた布でしっかり水気を拭き取り、風通しの良い日陰でしっかり乾燥させることも大切です。

オイルで定期的にお手入れすることで木製食器は長く使える

木製食器には汚れがつかないよう塗装が施してあり、主に、

  • ウレタン塗装
  • ラッカー塗装
  • オイル塗装

といった3つの方法で塗装されています。

ウレタン塗装とラッカー塗装は木の表面に透明の樹脂でコーティングして膜を作っているので、水や汚れが染み込みにくく扱いやすいですが、注意したいのがオイル塗装された木製食器。
オイル塗装の木製食器は耐水性が低くにおいや汚れもつきやすいので、表面にツヤがなくなってきたタイミングで、オイルを使ったお手入れが必要です。

オイルを使ったお手入れ方法

キッチンペーパーなどにオイルを少量染み込ませ、木製食器にしっかり塗り込んでいきます。その後はすぐに使用したりはせずにしっかり乾かしておきましょう。
使用するオイルは家にあるものでOKですが、オリーブオイルはべたつきやすいので少量で。ごま油は香りが強いので避けましょう。

おすすめはえごま油とクルミ油。乾性の油なので、塗った後乾きやすいのでおすすめです。
ただえごま油もクルミ油も高く、そもそも家にないという方も多いのではないでしょうか。

そんな方に試してみてほしいのが、ケーキの材料売り場などに売っている、むきクルミを使ったお手入れ方法です。

やり方と手順

  1. むきクルミを1粒用意し、晒しなどの布にクルミを包む
  2. 布に包んだ状態でクルミを潰す
  3. クルミの油が染み出たら、クルミを包んだまま食器を拭く
  4. 油が全体に馴染み食器にツヤが出たら完成

私たちが冬乾燥してハンドクリームを塗るのと同じように、木製食器もオイルを塗ることでしっとりツヤが出てきますので、ぜひお試しください。

木製食器にカビが生えてしまった時のお手入れ

木製食器は特別なお手入れが必要なく簡単ですが、しっかり乾燥させないとカビが発生してしまいます。
表面に凹凸部分が多い木製食器は、一度カビが発生すると根の深くまでカビが張ってしまうので除去することが難しいですが、表面上に発生した初期段階の白カビであれば簡単に除去することができます。

白カビの除去方法

カビ部分を紙やすり(400番以上の目が細かいもの)で優しくこすることで、表面についた白カビはもちろん、落ちにくい汚れも簡単に除去できます。その後オイルを塗り込むことでツヤが蘇ります。

また、食器がウレタン塗装された耐水性のあるものなら、キッチンハイターなどで殺菌漂白も可能ですが、なるべく洗剤を使いたくないという方も多いのではないでしょうか。
その場合は食器にも使えるアルコールスプレーで除菌することもできますが、高濃度のアルコールは木材の表面のコーティングを剥がしてしまうため、アルコールよりは仕上げに熱湯消毒をしておくと安心です。

木製食器を使用する際の注意点

木製食器を長く大切に使うためには、使用する上で注意したいことがいくつかあります。

油汚れに注意

油分や調味料がたっぷり入った料理を木製食器に盛り付けると、シミやにおいがついて取れなくなってしまうことがあります。
特にカレーなどは色素を吸い込んでしまうことがあるので、濃い色の木製食器を使うか、ルーなどを別の容器に分けて盛り付けるなどの工夫が必要です。
また、におい移りが気になる料理を盛り付ける際は、100均などにある可愛い柄のキッチンペーパーなどを使って工夫すればにおい移りを気にせずキレイに盛り付けることもできます。

においが取れない時の対処法

用意するのは、重曹とレモン汁。
スプーン1杯程度の重曹にレモン汁を絞り、食器の表面を指や清潔な布で優しくこすります。最後にきれいな水でしっかり洗い、拭き取って乾燥されば完成です。レモン汁がない場合は、水を加えてもOK。においだけでなく汚れも除去できます。

頑固なにおいは酢水で除去

それでもにおいが取れない場合は、お湯と酢を1:1の割合で混ぜ、その酢水に食器を30分ほど浸し、最後にお湯で洗い流して水分を拭き取り乾燥されるとにおいが取れます。

冷蔵庫や電子レンジには入れない

木製食器は温度変化に弱い素材なので、冷蔵庫や電子レンジに入れてしまうと、ひび割れや変形、塗装が剥がれてしまう可能性があるので入れないようにしましょう。

キッチンで水に長時間浸さない

食べ終わった後に汚れを浮かせようと木製食器を長時間水に浸してしまうと、水分を多く吸った木製食器が乾いた時に形が歪んだり縮んだりして、最悪の場合ひび割れてしまうことがあります。
また、バグテリアが繁殖しやすくなるので、カビが生えてしまう原因にもなるので注意しましょう。

手軽に購入できるおすすめの木製食器

これから木製食器の購入を考えている方へ向けて、手軽に購入できるおすすめの木製食器をご紹介します。
お手入れが面倒な方にもおすすめなので、ぜひ参考にしてみてください。

無印の木製食器

美しい木目のアカシア材を採用した、シンプルなデザインが魅力の無印の木製食器。トレーやボール、深皿、プレートなど形も豊富でサイズも6種類から選べるため、おやつからお食事まで様々なシーンで活用できます。
【アカシヤトレー】約直径32cm 1,990円(税込)
【アカシヤボール】 約直径16×高さ7cm 1,190円(税込)
【アカシヤ深皿】 約直径16×高さ3.5cm 990円(税込)
【アカシヤプレート】 約直径19×高さ2cm 990円(税込)

ニトリの木製食器

天然木の風合いがおしゃれなニトリの木製食器。プレートや丸皿やボウル以外にも、ランチプレートがあり、それぞれ丸型とスクエア型があるので、見た目や使いやすさなどお好みで選ぶことができます。サイズも豊富で値段もお手頃なので、人数分揃えやすいでしょう。
【木製プレート】 幅21×奥行21×高さ2cm 479円(税込)
【木製ボウル】幅23×奥行23×高さ9cm 1,212円(税込)
【木製ランチプレート】丸型・スクエア型 各799円(税込)

100均の木製食器

ダイソーの木製食器は天然素材で色合いや模様がそれぞれ異なり、シンプルで手触りの良いのに値段も小100円、大300円とコスパの良さから大変人気があります。種類もボウル、スクエアプレートの他、楕円形のオーバルプレートがあります。
ダイソーの他にもセリアやキャンドゥにも木製食器がありますので、気になる方は覗いてみてはいかがでしょうか。

使い捨ての木製食器

使い捨ての皿といえば紙皿が一般的ですが、使い捨ての木製食器があるのをご存知でしょうか。
日本の森を守るための活動から生まれた「KIZARA」という商品で、紙皿よりも見た目がおしゃれな上、和風にも洋風にも合う使い勝手のよい商品です。
原材料は国産スギで、軽くて作りが丈夫、木は土に還るためエコなのも魅力です。
【森を守る木のお皿】杉丸皿・杉小皿・ヒノキ小皿 各10枚セット 2,260円(税別)

最後に

木のぬくもりが感じられる木製食器は、どんな料理もおしゃれに見せてくれる人気のアイテムです。
長く大切に使うためにも、今回ご紹介した正しいお手入れ方法をぜひ実践してみてください。

こちらも合わせてご覧ください。

同じタグが付いた記事を読む