キャンプのお楽しみと言えば「キャンプ飯」。
自然の中で食べる料理の味は格別で、食欲も倍増し、ついつい食べすぎてしまうほど。
キャンプ料理に欠かせないのが食器ですが、大自然にぴったりで、料理がおしゃれに見えるのが木製の食器です。
そこで今回は、木製食器のメリットやデメリット、お手入れ方法やおすすめの木製食器など詳しくご紹介します。
木製食器を選ぶ際の参考にしてみてください。
キャンプで木製食器を使うメリット・デメリット
キャンプで使われている食器の素材はプラスチックやホーローなど様々。
どんな食器がいいのか悩みますが、大自然の中で過ごすキャンプにピッタリな木製の食器を選んでみてはいかがでしょうか。
そこで、キャンプで木製食器を使うメリットやデメリットについてご紹介します。
キャンプで木製食器を使うメリット
木製食器には他の素材にはない魅力があり、キャンプ気分を盛り上げてくれる最適な素材です。
では、木製食器にはどんなメリットがあるのでしょうか。
キャンプ飯がおしゃれになる
木製食器の一番のメリットが、木の風合いやぬくもりがあるその”見た目”。
ナチュラルなその見た目のおかげで、まるでカフェのようにどんな料理もおしゃれに美味しく見えるので、インスタ映えする素材NO.1です。
軽量で割れにくいので子供にも安心安全
木製食器は思った以上に軽量で落としても割れにくいので、小さなお子様にも安心して使えるのもメリット。
また、木製食器は熱伝導率は金属よりも低いので、出来たての料理を入れて持っていても熱くならず、火傷の心配もありません。
メンテナンス次第で長く愛用できる
木製食器は、その性質から使用上注意すべき点がいくつかありますが、しっかりお手入れをしてメンテナンスをすることで他の素材よりも長く愛用できます。
長く使い続けることで愛着も湧きますし、エコの観点からもキャンプに最適な素材だと言えます。
値段が安く購入しやすい
木製食器は各アウトドアブランドでも販売していますが、100均や雑貨屋さんでも簡単に手に入るため、値段が安く購入しやすいのも大きなメリットです。
サイズや種類も豊富なので、人数分や料理に合うものをセットで揃えることができます。
キャンプで木製食器を使うデメリット
メリットが多い一方、木製食器ならではのデメリットもありますので、デメリットも理解した上で購入することをおすすめします。
スタッキングできないものが多い
最近はスタッキングできる木製食器も増えていますが、まだまだスタッキングできないものが多く、持ち運びしにくく収納に困ることも。
全ての食器を木製食器すると、重量も増えかさばってしまうのが難点です。
水分・油分・熱いものに弱い
木製食器は温度変化に弱いため、水に長時間浸したり、油分が多いものや極端に熱いものに使ってしまうと、ひび割れや塗装が落ちる原因になりますので注意が必要です。
カビが生えやすい
木製食器は湿気に弱く、洗った後水気を拭かずに放置したり長時間水に浸していると、カビが生えてしまいます。
表面にできた白カビなら簡単に除去できますが、カビが深いと黒ずんで取り除くことが難しくなり劣化を早めてしまいます。
においがつきやすい
木製食器は色やにおいがつきやすいのもデメリットの1つ。
カレーなどにおいが強く調味料を多く使っている料理には不向きです。ただ、ルーを別容器に入れて使うなど工夫することで、木製食器もうまく活用することができます。
キャンプで木製食器を使う際の基本のお手入れ
キャンプで木製食器を使った後は、放置せずにすぐに柔らかいスポンジと食器用中性洗剤で優しく洗いましょう。
その際、キッチンペーパーなどで予め汚れを拭き取ることで、水分や油分が食器に残らず、洗う時間も短縮できます。
洗い終わった後はすぐに水気を拭き取ります。メッシュカゴに入れて風通しの良い場所に吊り下げることで、より乾燥しやすくなりおすすめです。
【長く使うために】キャンプ後にしたい木製食器のお手入れ
木製食器はしっかりお手入れしてメンテナンスをすることで、レザーのように味わい深い、経年劣化も楽しめる食器になります。
キャンプ後、しばらく使わずに放置すると全体的に白っぽくなってしまうことがあります。
白カビの場合は、ヤスリで削ってカビを除去し、その後オイルを塗り込んでツヤを取り戻すと復活します。
白カビ以外にも、油分が抜けて乾燥している場合も白っぽくなるので、ハンドクリームで肌を保湿するのと同じように、木製食器にオイルを塗り込んでツヤを取り戻してあげましょう。
オイルは塗った後に乾きやすいえごま油やクルミ油がおすすめですが、サラダ油やオリーブオイルなどお家にあるものでOKです。
キッチンペーパーなどに少量染み込ませ、食器に塗り込みましょう。
木製食器でやってはいけないこと
キャンプにはもちろん、家でもカフェ気分が味わえるおしゃれな木製食器ですが、木の素材だからこそやってはいけないNG行為があります。
食洗機に入れて洗う
食洗機は高温で洗浄・乾燥を行うため、熱に弱い木製食器を入れてしまうと、ひび割れや割れてしまう可能性があります。
最近は食洗機対応可能な木製食器も増えているので、食洗機で洗いたい方は、食洗機対応可能かどうかを確認してから購入するといいでしょう。
電子レンジや冷蔵庫に入れる
食洗機同様、高温で温める電子レンジも、電子レンジ対応可能のもの以外は絶対に入れてはいけません。
また、以外と知らないのが冷蔵庫の中に入れる行為。冷蔵庫に入れて長時間冷やしてしまうと、木が乾燥して変形や変色、ひび割れや割れてしまう原因になります。
汚れを放置したり水に浸け置きする
木製の食器は吸水性があるので、長時間汚れを放置したり水に浸け置きすることで、食器にシミがついて取れなくなってしまうことも。
特にカレーなどの色が濃い料理は注意が必要です。
キャンプにおすすめの木製食器
ではここで、キャンプにおすすめの木製食器を厳選してご紹介します。
どれも木製食器初心者の方におすすめの、お手頃価格で購入しやすいものばかりなので、購入の際の参考にしてみてください。
ニトリ
「お値段以上ニトリ」のキャッチフレーズままに、高品質ながらお手頃価格の商品が揃うニトリ。
天然木が使われたニトリの木製食器は、シンプルながらもおしゃれと人気があります。
プレートや丸皿、ボウル以外にもランチプレートがあるなど、サイズや種類も豊富なので、ぜひお近くのニトリに足を運んでみてはいかがでしょうか。
無印良品
無印良品の木製食器は木目が美しいアカシア材を使っており、トレーやボール、深皿、プレートなど、おやつからお食事まで様々なシーンで活用できる木製食器が揃っています。
腐りにくい加工が施されているので、手入れも簡単で長く愛用できます。
100均
ニトリや無印の木製食器は、お手頃価格とはいえ1,000円前後しますので、まずはお試しで使ってみたいという方は、セリアやダイソーなど100均の木製食器を使ってみてはいかがでしょうか。
ダイソーやセリアには、丸型やスクエア型の木製食器はもちろん、食器としても使える鍋敷きやまな板も多数販売していますし、何より100円で購入できるコスパの良さあるので、木製食器の利点を試すには最適です。
100均で購入し、実際にキャンプで木製食器の使い心地を試してみてはいかがでしょうか。
最後に
木製食器は、キャンプの料理をより一層美味しくさせてくれるスパイスの一部。
お手軽で使いやすい食器は他にもありますが、木製食器を使うことできっと今まで以上に食卓が華やぎ、キャンプ飯の満足感も高まることでしょう。
キャンプはもちろん、家でも使えるおしゃれな素材なので、これを機会に木製食器を使ってみてはいかがでしょうか。