毎日の食事の後に、不可欠な食器洗い。
なかには食器洗いは苦ではないという方もいらっしゃるかもしれませんが、食器洗いを面倒に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、食器洗いの手間を減らし、時間短縮にもつながるつけ置き洗いのメリットをご説明した上で、時間短縮の方法やおすすめの食器用洗剤などをご紹介します。
食器用洗剤でつけ置き洗いするメリット
つけ置き洗いとは、ぬるま湯に食器用洗剤を混ぜ、そこに食器を入れてそのまま放置しておく洗い方です。
すぐに洗わないと食器に汚れがこびりつきそうですが、実はつけ置きすることで、強い力もいらず、効果的に食器の汚れを落とすことができます。
食器を洗剤と一緒につけ置き洗いするメリットには、以下の通りです。
- 食器についた汚れがふやけ、軽い力でよく落ちる
- 汚れが乾燥しないので、こびりつきを防ぐことができる
- カレーの鍋など、食事中につけ置きしておくことができ時間短縮になる
- すぐに食器洗いができない時にも、すきま時間につけ置きしておくことで食器洗いが楽になる
- 食器をシンクの洗い桶に運ぶなど、お子様もお手伝いしやすい
食器用洗剤で効果的につけ置き洗いする方法
洗剤とぬるま湯で、効果的に食器をつけ置き洗いするポイントをご紹介します。
ポイントをおさえて、こびりついた汚れに悩まされるストレスを軽減しましょう。
お湯の温度は30~40度ほど
熱湯のほうがよく落ちるようなイメージがありますが、30~40度ほどのぬるま湯が効果的です。
これは細菌が繁殖するのに好む温度なので、次にご説明するように時間を守ってつけ置きするようにしましょう。
時間は30分〜1時間ほど
つけ置きする時間は長ければ長いほど汚れがふやけて効果的なような気がしますよね。
しかし、つけ置きするのは30分〜1時間ほどにとどめましょう。
過度に長時間容器をつけ置きすると、細菌が繁殖して食中毒を引き起こしたり、嫌なにおいが発生する原因になります。
ギトギト・ぬるぬる汚れには
カレーなどのギトギトした油汚れや、納豆や山芋のぬるぬるした汚れなどは、つけ置き洗いする前にセスキ炭酸ソーダの粉末を汚れに振りかけると、ぐっと作業にかかる時間が短縮できます。
セスキ炭酸ソーダとは、炭酸ソーダと重炭酸ソーダがほぼ半々の割合でできている粉末です。
重曹と違いアルカリ度が高いので、お肌の弱い方も安心して使えるでしょう。
このセスキ炭酸ソーダの粉末が、しっかり汚れを吸着してくれますよ。
その後でつけ置き洗いすると、しつこく残る頑固なぬるぬる汚れも落ちやすくなります。
しかし、油汚れが付いた食器が出るたびに、いちいち粉末をふりかけるのは面倒に感じることもありますよね。
そのような時は、スプレーで汚れに直接吹きかけてみてはいかがでしょう。
手作りセスキ水が大活躍しますので、次に作り方をご紹介します。
セスキ水の作り方
材料
- 水 500ml
- セスキ炭酸ソーダ 小さじ1杯(約5g)
- スプレーボトル
作り方
- スプレーボトルに水500mlを入れる。
- セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を加え、粉末がなくなるまでよく振り混ぜる。
- 汚れに吹きかけて、数分置いてからふき取る。
ポイント
- セスキ炭酸ソーダは水によく溶けるので、しっかりと混ぜれば固まることはほとんどありません。
- セスキ水は、食器洗いやキッチン周りの油汚れ落とし、床や窓の手垢落としなどに効果的です。
- セスキ水は、開封後1週間を目安に使い切るようにしましょう。
つけ置きで油汚れがよく落ちるおすすめの食器用洗剤
油汚れがよく落ちる、つけ置き洗いにおすすめの食器用洗剤をご紹介します。
花王 キュキュット つけおき粉末
発泡剤成分により泡の力で汚れを落とす、新感覚のつけ置き洗い用食器用洗剤です。
カレーや煮込み料理などの後にお湯に溶かしてつけ置き洗いすると、強力な泡立ちでこびりついた汚れも簡単に落ちるでしょう。
つけ置き時間は、食器類で30分~1時間程度です。
ライオン チャーミーマジカ酵素+
酵素のパワーで、頑固なこびりつき汚れを強力に分解します。
つけ置き時間の目安は30分です。
酵素がデンプンやたんぱく質汚れをナノレベルで細かく分解します。
頑固な油汚れも、水と共にサラサラと流れ落ちます。
食器や調理器具のギトギト汚れを、すきま時間ですっきり落としたい方におすすめです。
野菜も食器もつけ置き洗いできるおすすめの洗剤
野菜や食器も、これひとつで安心して洗うことができる洗剤をご紹介します。
SARAYA ヤシノミ洗剤 野菜・食器用
SARAYAは、人と環境にやさしい商品づくりを心がけている国産メーカーです。
無添加せっけんや自然派の基礎化粧品などで知られていますが、ヤシノミ洗剤も有名です。
SARAYAの「ヤシノミ洗剤 野菜・食器用」は、環境にやさしいヤシの実を原料とした植物性洗剤で、無香料・無着色です。
食器だけでなく野菜も洗える洗剤なので、野菜に残った農薬や果物についたワックスも安心して洗うことができます。
洗った後の水はすべて微生物によって分解され、自然に還ります。
黄ばみ落としにおすすめのつけ置き用漂白剤
黄ばみなどをつけ置き洗いで落とすのにおすすめの、酸素系漂白剤をご紹介します。
チャーチ&ドワイド オキシクリーン
黄ばみなどをつけ置き洗いで落とすには、こちらの洗剤がおすすめです。
SNSなどで「オキシ漬け」という言葉を聞いたこともある方も多いかもしれません。
これはオキシクリーンを溶かしたお湯に食器をつけて、1~2時間放置してすすぐという漂白方法です。
塩素系漂白剤のキッチンハイターと異なり刺激臭がなく、クエン酸など酸性の洗剤と混ぜても塩素ガスが発生することがありません。
安全に使用できるのも、オキシクリーンの人気の理由のひとつです。
まとめ
食器をつけ置き洗いするメリットには、さまざまなメリットがありました。
つけ置き洗いにおすすめの食器用洗剤にも、多くの種類の洗剤が販売されています。
成分もいろいろですので手荒れしやすい方は、天然成分を使用した手肌にマイルドな食器用洗剤を使うことがおすすめです。