食器洗剤のすすぎ残しによる影響とは?すすぎ残しを防ぐ洗い方

:2024/01/10

食器洗剤のすすぎ残しによる影響とは?すすぎ残しを防ぐ洗い方

ちゃんと洗ったつもりでも、意外と残っているのが食器洗剤のすすぎ残し。
食器洗剤が残ると身体に何か悪い影響を与えるのか気になりますし、特に赤ちゃんや小さなお子様がいるご家庭なら、なおのことすすぎ残しによる影響が気になります。

そこで今回は、食器洗剤のすすぎ残しによる身体への影響についてお伝えします。
すすぎ残しを防ぐ洗い方のコツなどもご紹介しますので、最後までぜひご覧ください。

食器洗剤のすすぎ残しによる身体への影響は

結論から言えば、食器洗剤が万が一食器に残ったとしても、特に身体への影響もなく、安全性上の問題はありません。
これは、食器洗剤を取り扱っているメーカーのホームページでも、すすぎ残しがあっても害はないと答えています。

ただし、食器洗剤の多くには、人体に有害な影響を与える「石油由来の合成界面活性剤」という成分が使用されています。
特に赤ちゃんや小さな子供がいるご家庭では、身体への影響を考慮し、すすぎ残しがないよう注意すべきでしょう。

特に、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤のすすぎ残しは身体への悪影響を及ぼす可能性が高いので注意が必要です。

すすぎ残しを防ぐための洗い方

すすぎ残しを防ぐための洗い方を、ここでご紹介します。

  1. 洗剤の量を適量にする

洗剤の量が多すぎると、泡立ちが良くなり、洗い残しに気づきにくくなります。
そのため、洗剤の量はパッケージに記載されている量を守りましょう。

  1. スポンジやブラシでしっかりとこすり洗いをする

洗剤をつけてスポンジやブラシでこすり洗いをすることで、汚れが浮き上がりやすくなります。
特に、油汚れやこびりついた汚れは、しっかりとこすり洗いしましょう。

  1. 水道の蛇口を全開にして、十分にすすぐ

すすぎは、洗剤を完全に落とすために最も重要なポイントです。
水道の蛇口を全開にして、しっかりとすすいでください。
また、食器の裏側や細かな部分も忘れずにすすきましょう。

これらのポイントを押さえて洗うことで、すすぎ残しを防ぎ、食器を清潔に保つことができます。

洗い方のコツ

食器洗剤のすすぎ残しを防ぐ洗い方のコツを、ここでご紹介します。
これによって、すすぎ残しがなくなるのはもちろん、

  • 効率よく洗える
  • 節水に繋がる
  • 食器洗いが楽しくなる

といったメリットもありますので、ぜひ実践してみてください。

汚れた食器を重ねない

食器を片付ける際、皿を一気に片付けようと重ねてキッチンへ持っていくことありませんか?
油などの汚れがひどい食器を重ねてしまうと、本来汚れていない食器の裏や底も汚れてしまい、洗う手間がかかってしまいますので、汚れた食器は重ねず、つけなくていい汚れはつけないようにすることが大切です。

油汚れなどは前処理をする

油汚れやソースがべっとりついた食器は、キッチンペーパーや古新聞、ゴムベラなどで汚れを拭き取ってから洗いましょう。
乾いてしまうと汚れが落ちにくいですし、油まみれのままキッチンに置くと、汚れが少ない食器にも汚れが移ってしまいます。
拭き取れないほどの汚れがある場合は、以下の方法がおすすめです。

  • 水やお湯に浸けておく
  • 重曹水やセスキ炭酸ソーダ水などを吹きかける

また、シンクに汚れを残さないのもポイントです。

ご飯茶碗は水に浸けておく

お茶碗についたご飯粒は、時間がたてばたつほど硬くなり落ちにくくなります。
洗うまで水に浸けておくと、ご飯粒が柔らかくなり洗いやすくなりますよ。
「食べたらすぐに洗う」のが理想ですが、すぐ洗うのが難しいことも多いと思います。
できるだけ洗いやすくするために、前処理を行うことが重要です。

汚れが少ない食器から洗う

スポンジで食器を洗う前に行いたいのが、洗う食器を仕分けることです。
流れとしては、

  1. グラスなど油汚れが少ないもの
  2. お茶碗や汁物など汚れが少ないもの
  3. 副菜や取皿などの小鉢や小皿
  4. 油汚れやソースなど汚れがひどい食器類
  5. 油汚れのついたフライパンなど

など、油汚れが少ない順に洗うといいでしょう。

赤ちゃんや子供に優しいおすすめの食器洗剤

ではここで、万が一すすぎ残しがあっても安心のおすすめの食器洗剤をご紹介します。
赤ちゃんやお子様がいるご家庭におすすめです。

ピジョン「哺乳びん野菜洗い」

100%食品原料成分で作られているので、万が一赤ちゃんの口に入っても安心でしょう。
ミルク洗浄力に優れているので、食器はもちろん、哺乳瓶のミルク汚れやおしゃぶりの洗浄にも最適です。
泡切れも良いのですすぎも楽、洗った後のスポンジ除菌もできるので清潔さを保てます。
無着色・無リン、植物性なので、手にも優しく、農薬や気になる野菜や果物の洗浄にも使えます。

コンビ「哺乳びん野菜洗い」

低価格な上、0ヶ月の赤ちゃんにも安心して使用できる、天然ヤシ油由来成分配合の洗剤です。
高い洗浄力と天然オレンジオイルがほのかな香りが特徴です。
ほんの少しの量でもしっかり泡立ち、洗い流しもすっきりします。

アラウベビー「泡ほ乳びん食器洗い」

シソ&アロエのうるおい植物エキスを配合した、植物から生まれたせっけん成分の洗剤です。
無添加(合成界面活性剤、合成香料、着色料、保存料)なので、抵抗力が弱い赤ちゃんにも安心でしょう。
ポンプ式泡タイプなので使いやすく、すすぎも楽に行えます。

ミヨシ石鹸「無添加食器洗いせっけん」

香料・着色剤・防腐剤など全て無添加の、植物油主原料の食器洗い石けん。
細かな泡立ちでやさしく洗え、油汚れっもよく落ちすっきり洗えます。
手荒れに悩んでいる方にもおすすめです。

すすぎ残しが気になるなら食器洗剤を使わない方法も

「食器洗剤のすすぎ残しがどうしても気になる」という方は、 食器洗剤を使わない方法もあります。
洗剤を使わずに食器を洗うことができますので、ぜひお試しください。

汚れが落ちやすいスポンジやタワシを使う

最近は、キッチンスポンジも進化し、洗剤不要で水をつけるだけで油汚れが落ちるスポンジもあります。
超極細繊維が汚れをかき出すので、水だけで油汚れも残しません。
洗剤を使わないので地球に優しく、とても衛生的です。

お米のとぎ汁やパスタの茹で汁を使う

お米のとぎ汁やパスタの茹で汁も、昔から食器洗いや掃除に使われているように界面活性作用があり、食器の油汚れを吸収・分解し油を剥がしてくれます。
とぎ汁などを洗い桶などに入れ、軽く洗った食器を入れて数分放置しましょう。
その後、スポンジでこすりつけるように洗うと汚れが取れますよ。

重曹を使う

弱アルカリ性の重曹は食器洗剤の代わりに最適で、酸性の油汚れなどを落とすことができます。
重曹をスポンジにとって洗うとクレンザーのような役割を果たします。
しかし、変色や色剥げする可能性が高いので、おすすめは「つけ置き洗い」です。
洗い桶などに水(1L)と重曹(大さじ1〜2杯)を入れて溶かし、軽く洗い流して汚れを落とした食器を入れておきます。
30分〜1時間後、スポンジで洗い流せば汚れもすっきり落とせます。

まとめ

すすぎ残しを防ぐためには、洗剤の量を適量にする、スポンジやブラシでしっかりとこすり洗いをする、水道の蛇口を全開にして、十分にすすぐ、の3つのポイントを押さえましょう。
また、予洗いをしたり、食器をよく乾かしたりすることもおすすめです。

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