油汚れに効果的な食器用洗剤の選び方と効率的な洗い方について

:2024/01/08

油汚れに効果的な食器用洗剤の選び方と効率的な洗い方について

毎日行う食器洗い。
特に、油汚れのひどい食器を洗う時は億劫ですよね。

今回の記事では、油汚れに強いおすすめの食器用洗剤の他、食器用洗剤の代用品。
そして、油汚れの食器を少量の洗剤で洗う方法をお伝えします。

油汚れの付着した食器に適した洗剤

毎日の食事、そしてその食事ごとに必要な食器洗い。
さらに食器を洗う時には、必ず食器用洗剤を使います。
特に、油汚れのひどい食器には洗剤は不可欠です。

油汚れが付着した食器は、一度洗ってもぬるぬるしたり、汚れが取れなかったりするとイライラしますよね。
そのイライラ、洗剤を選び直すことで解決できるかもしれません。

その方法とは、油汚れに適した洗剤選びです。
主に食器用の洗剤は以下の3つのタイプと特徴に分かれます。

  • 中性:洗浄力と手肌にやさしい
  • 弱アルカリ性:油汚れや頑固な汚れに強い
  • 弱酸性:肌荒れしやすい人にもやさしい

この3つを比較すると、バランスの良いタイプが中性、しっかり汚れを落とすなら弱アルカリ性。
そして手荒れが気になる方は肌に優しい弱酸性タイプがおすすめです。
このようなことから、この中で油汚れ対策ができる洗剤は、弱アルカリ性、または中性です。
もしも、今お使いの食器用洗剤で油汚れが落ちにくいとお悩みであれば、洗剤のタイプを見直してみましょう。
ちなみに、食洗機に多く使用される粉の洗剤の多くは弱アルカリ性や中性タイプです。
その理由は、洗剤が直接肌に触れないからです。

食器用洗剤は直接使うのが正解なのか

しつこい食器の油汚れを落とす、または通常の洗い物の際、食器用洗剤をどのように使っていますか?
食器用洗剤は直接スポンジにつける、または水で薄めて使う方などさまざまだと思います。

実は、この食器用洗剤の使い方は、メーカーによって異なります。
そのため、食器用洗剤をそのままスポンジにつけて使うメーカーもありますし、水で薄めて使うことを推奨しているメーカーも存在します。

そのため、食器用洗剤の使い方は、洗剤の本体にある説明書で一度確認をしてみましょう。

食器用洗剤に使用期限はある?

食器用洗剤の使用期限について、気になるという方もいらっしゃるかもしれません。
実は多くのメーカーの食器用洗剤は、使用期限が設定されていません。
大手洗剤メーカーのライオンでは、製造から3年経過後も品質や安全性には問題がないとしています。
しかし、これは洗剤の保管状況によって変わります。
そのため、高温多湿、または温度変化、そして直射日光の当たる場所での洗剤の保管ではこの限りではありません。

油汚れにおすすめの食器用洗剤5選

それでは、油汚れにおすすめの、人気食器用洗剤をご紹介します。
今回は多くの口コミで最強と称される食器用洗剤を厳選しました。

P&G:「ジョイコンパクト」

従来のジョイよりもさらに洗浄成分を改良した弱アルカリ性洗剤です。
特にプラスチックなど2度洗いをしないとぬるぬるが取れないような油汚れに最適です。
さらに、泡立ち、泡切れが良いところも特徴です。

ライオン:「チャーミー マジカ除菌+(プラス)」

食器洗いの他、スポンジやまな板、ふきんの除菌もできる食器用洗剤です。
1番の特徴は油汚れをナノレベルで分解するナノ洗浄ができるところです。

花王:「キュキュット」

独自のハイブリッド・ウォッシュ処方で、泡に触れただけで油汚れが落ちる食器用洗剤です。
さほどこすらずに油汚れが落ちるので食器洗いを時短できます。

Frosch(フロッシュ):「食器用洗剤(重曹プラス)」

肌に優しい弱酸性タイプに重曹を配合した食器用洗剤です。
フロッシュの洗剤は、環境へに配慮した容器を使用しています。

サラヤ:「アラウ 台所・食器用せっけん」

刺激の少ない植物成分配合の台所用石鹸です。
弱アルカリ性なので、油汚れが良く落ちます。
また、合成界面活性剤などが無添加なところも安心です。

油汚れ用の食器用洗剤はスプレータイプもおすすめ

上記でご紹介した食器用洗剤には、タイプのものも販売されています。
特に、ジョイやチャーミーマジカ、キュキュットならスプレータイプもおすすめです。
スプレータイプの良さは、油汚れの食器に直接吹きかけて使えるところです。
例えば、油汚れの残りやすいお弁当のの角や溝に使えば、ごしごしこすらない洗い方ができます。

食器の油汚れ用の洗剤はコスパにも注目

毎日使う食器用洗剤は、できるだけ値段が安く、コスパの良いものをと思いますよね。
そこで、家計にうれしいコスパの良い油汚れに強い洗剤をご紹介します。

西友:「きほんのき 食器用洗剤」

西友のプライベートブランドの「きほんのき」は品質が高くてお求めやすい値段が人気です。
中でも、食器用の洗剤は油汚れやこびりつき汚れに強い、酵素とフルーツ酸が配合されています。
さらに600mlの大容量であるところも大きな魅力です。

株式会社ニイタカ:「スーパーサラセン」

家族が多い、もしくは大容量の食器用洗剤なら業務用の洗剤もおすすめです。
スーパーサラセンは高濃度の食器用洗剤で、油汚れに強く薄めて使えるので経済的です。
また、洗剤を水で薄めた後も適度な粘度で使い過ぎを防止できます。
こちらの洗剤を希釈する時は、別売りの容器が必要です。

食器の油汚れに効く洗剤の代用品

洗剤までの洗浄力がなくとも、油汚れがある程度落ちる、もしくは軽い汚れが落ちる代用品があればとても便利です。
そこで、いざという時に役立つ食器用洗剤の代用品をご紹介します。

重曹

弱アルカリ性の重曹は食器の油汚れに効果を発揮します。
使い方は、直接油汚れにふりかけてスポンジ、またはラップでこすればOKです。
ただし、一部の金属製品に使用すると、変色や劣化をする可能性があるので注意しましょう。
また、重曹は生ごみのにおい消しにも効果的です。

水で落ちるスポンジ

100均などでも販売されている水で汚れの落ちるスポンジ。
軽い油汚れなら、このようなスポンジが有効です。
また、しつこい油汚れにはお湯を使う、もしくは少量の洗剤を使うと良いでしょう。

酸素系漂白剤

カップに付着した茶渋に効果のある酸素系漂白剤。
同じようにお湯に酸素系漂白剤を溶かしてつけ置きすると油汚れが落ちます。
ただし、しつこい油汚れはある程度お湯で落としてからつけ置きしましょう。

お茶パック

使用した後のお茶パックは、捨てずに食器の油汚れ落としに使いましょう。
使い方は、食器の油汚れをお茶パックで拭くだけです。
この他にも、お茶パックは排水溝や三角コーナーのぬめり汚れにも効果的です。

アクリルたわし

水で落ちるスポンジと同様に洗剤が不要で汚れの落ちるアクリルたわし。
作り方はとても簡単なので、手作りで作られている方もいらっしゃいます。
毛糸の色や編み方のパターンを変えると、キッチンを華やかにしますよ。

油汚れに強い食器用洗剤は掃除や洗濯にも使える

油汚れを落とす食器用洗剤は、油で汚れた床や服に付いたの黄ばみを取るのに効果的です。
床の掃除には、食器用洗剤を薄めたものを雑巾に含ませ拭きます。
その後は水拭きを行い、最後にから拭きをすればOKです。
また、ワイシャツなどの襟元の黄ばみには、直接食器用洗剤を塗ると良いでしょう。
襟元に食器用洗剤を添付したら、歯ブラシで擦る、またはもみ洗いをするとさらに黄ばみが取れます。

クエン酸や塩素系漂白剤は油汚れに効果的?

油汚れは酸性のため、アルカリ性で洗うと効果的です。
そのため、同じ酸性のクエン酸は食器の油汚れを落とすのに適していません。
もしもクエン酸を食器洗いに使うのであれば、水垢などのアルカリ性の汚れ落としに使いましょう。

また、塩素系の漂白剤は、酢やアルコール類に混ぜると有害なガスが発生する恐れがあります。
そのため、一度洗った食器の除菌や漂白のみに使うと便利です。
さらに塩素系漂白剤はメラミン食器や漆器、金属製の使用できませんので注意しましょう。

このようなことから、クエン酸や塩素系漂白剤は食器の油汚れには向いていません。

油汚れの食器を少ない洗剤で洗う方法

油汚れの付着した食器はいつまでも放置をすると後が大変です。
そのため、特に油汚れのひどい食器が多い日は、洗うタイミングと工夫が食器洗いを楽にするポイントです。
また、少量の食器用洗剤で洗うことで環境にも優しいと言えます。

ポイント1 洗い物を汚れの程度で分ける

洗い物は、汚れが軽いものから順に行うと効率的です。
そのため、洗う前に食器を分けておきましょう。

ポイント2 油汚れのひどい食器はあらかじめ拭き取っておく

新聞紙やキッチンペーパーで、あらかじめ食器の油汚れを取っておくと洗い物がとても楽です。
また、古布や使い古しの歯ブラシなどもおすすめです。

ポイント3 食器同士を重ねない

油汚れが付着した食器は重ねると、食器の底にも油汚れがついてしまいます。
そのため、食器同士は重ねないことが鉄則です。

ポイント4 汚れの軽い食器から洗う

最初に油汚れの付着した食器を洗うと、スポンジが汚れてしまいます。
また、泡立ちが悪くなり、食器用洗剤を無駄に消費します。

食器が臭いなと思ったら

油汚れは落ちているのに食器から嫌な臭いがする時は以下の原因が考えられます。

  • 洗剤のすすぎ残し
  • スポンジが古い
  • 食器の裏に汚れが残っている

このように、きれいに洗っていると思っていても十分ではない可能性があります。
そのため、食器用洗剤を使った食器はしっかりと水、またはお湯で洗い流しましょう。
そして、スポンジは定期的に取り換えると臭いの発生を防げます。
それでも臭いが取れない場合は、酸素系漂白剤につけ置きしてみましょう。

まとめ

油汚れの食器洗いを楽にするには

  • 油汚れが取れやすい洗剤選び
  • ひどい油汚れは拭き取ってから洗う

この2点のポイントで食器の油汚れは洗いやすくなります。

また、洗剤以外にも代用品を使うことで食器用洗剤がなくても油汚れは落とせますので、参考にしてみてください。

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