毎日の生活に欠かせない食器用洗剤には、成分などによって手肌への刺激が強いものや優しいものがあります。
この記事では、食器用洗剤の使用により手荒れや乾燥が気になるという方に向け、手に優しい食器用洗剤の選び方をはじめ、天然由来の成分を使ったおすすめの手に優しい食器用洗剤や、油汚れに強いのに手に優しい食器用洗剤についてご紹介します。
手に優しい食器用洗剤の選び方
毎日使う食器は当然清潔にしておきたいですよね。
そこで必要なのが食器洗いですが、何気なく選んでいる食器用洗剤では手荒れが気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ゴム手袋などを使用せず、そのまま使うという方も多い食器用洗剤は、掃除用洗剤とは違い、手荒れの原因となる成分を使っていないものや、手や肌への刺激が少ないもの、保湿成分を含んだものなど、実は手に優しいものがたくさんあります。
頑固な油汚れに強いことはもちろん大切ですが、毎日使うものだからこそ、できるだけ手に優しいものを選ぶというのも大切なポイントです。
実はラインナップも豊富な食器用洗剤ですので、手荒れが気になるという方や肌が弱いという方は、原材料をチェックしたり、弱アルカリ性、中性、弱酸性といった3つの液性にこだわってみてはいかがでしょう?
液性の違いによる特徴は以下になります。
- 弱アルカリ性:3つの中でもっとも油汚れに強いものの、肌の油脂まで取ってしまうなど手肌への刺激がやや強めです。
- 中性:アルカリ性と酸性のちょうど中間の中性洗剤は、汚れ落としやすさと手肌にへの刺激のバランスが良いためもっともポピュラーに使用されています。
- 弱酸性:肌への刺激が少なく肌が弱い方でも安心して使用できますが、洗浄力はやや弱めです。
洗浄成分である界面活性剤の配合が多いほど洗浄力や泡立ちが良くなりますが、その分手肌への刺激は強くなります。
洗浄力重視なら20%程度、手に優しいものをお探しなら15%前後を選びましょう。
洗剤には成分によってさまざまな特徴がありますが、これらの特徴を参考にしつつ、柑橘系やフローラル系などの好みのにおいも考慮して選ぶという方法もおすすめです。
天然由来の成分を使ったおすすめの手に優しい食器用洗剤
手に優しい食器用洗剤なら、先述した弱酸性の洗剤や、天然・植物由来の界面活性剤などを使った洗剤がおすすめです。
着色料が無添加だったり、無香料のものであればさらに安心です。
フロッシュ
可愛らしいカエルのマークで人気の「フロッシュ食器用洗剤」は、ドイツ生まれの自然派洗剤。
ヤシ油や菜種油などから作られる植物由来の洗浄成分を使用しており、自然の力で汚れをきれいに落としてくれます。
液性は弱酸性で、手荒れの原因のひとつであるアルコール(エタノール)を取り除いたノンアルコール処方も◎。
もっとも手肌に優しい無香料・無着色タイプのほか、ソーダやザクロ、オレンジの香りが楽しめるものもあり、詰め替え用もあるのでコスパ良く使えます。
その他のおすすめ
肌への優しさと洗浄力、環境へのバランスも良い「サラヤ ヤシノミ洗剤」や、環境にも肌にも優しい無香料タイプの洗剤「ソネット ナチュラルウォッシュアップリキッド センシティブ」もおすすめです。
油汚れに強いのに手に優しいおすすめの食器用洗剤
ここでは、油汚れに強いのに手に優しい食器用洗剤をご紹介します。
ウタマロキッチン
頑固なドロ汚れにも強いことで口コミ人気が高く、愛用者が多い『ウタマロ石鹸』。
食器用洗剤である『ウタマロキッチン』は、石鹸同様にしつこい汚れにもとても強く容器のぬるぬる汚れもさっぱり落とすと評判です。
手肌だけでなく環境にも優しいアミノ酸系洗浄成分を配合しており、油汚れはよく落ちるのに手肌の潤いはキープします。
油でギトギトに汚れたスポンジに原液を浸透させておくことで、手軽にスポンジ除菌できるのも嬉しいです。
男が飲んだ洗剤という名前の機能液剤
個性的なネーミングのこちらの洗剤は、手荒れでお困りの方にも安心して使えるエコ洗剤として評判です。
特殊技術加工の食品用重曹が成分で、薄めて使うことで食器洗いだけでなく、食器のつけ置き、掃除用としても手袋なしで使えると口コミでも話題。
お値段は安いとは言えませんが、ひどい手荒れに悩んでいる方は一度チェックしてみてはいかがでしょう。
その他の手に優しい食器用洗剤
その他の、手に優しい商品をご紹介します。
キュキュット ハンドマイルド
「花王」の「キュキュット ハンドマイルド」は、油汚れの洗浄力や泡切れの良さに定評のあるキュキュットの中でも、手肌への優しさにこだわった商品です。
花王独自のうるおい洗浄成分が肌の潤いを逃がしません。
天然由来のカモミール成分配合の香料で、ふんわりと広がる香りもおすすめです。
その他のおすすめ
「ファミリーマート」のプライベートブランド「ファミリーマートコレクション 食器用洗剤」や「ライオン」の「CHARMY Magica 除菌+」「CHARMY Magica 速乾+」も高評価です。
食器洗剤による手荒れ・肌荒れ対策
これまで紹介してきたように、手に優しい食器用洗剤は数多くありますが、それでも毎日の食事のたびに洗い物をしていると、どうしても手荒れだけでなく手の乾燥も気になってしまうかもしれません。
手に優しい食器用洗剤を使うことはもちろんですが、できるだけ洗剤や水に触れる時間を短くすることで手荒れを予防することができます。
しつこい汚れは、つけ置きをしておくことで洗い時間を抑えたり、洗剤は使いすぎず適量にすることも有効です。
また食器を洗う前後にハンドクリームをつけたり、洗い物が多いときは手袋をつけるのもおすすめです。
最後に
この記事では、手に優しい食器用洗剤についてたっぷりご紹介してきました。
食器用洗剤は成分や液性、界面活性剤の配合量により、特徴が異なるということをお分かりいただけたと思います。
毎日のことだからこそ、できれば手肌に優しく安心して使えるものを選びたいですよね。
ぜひこの記事を参考にあなたにぴったりの食器用洗剤を見つけていただけたら幸いです。