食器を洗った後に臭いがする原因とは?臭いを取る方法をご紹介

:2024/01/14

食器を洗った後なのに臭いがする原因や臭いを取る方法をご紹介

食器を洗ったはずなのに、「なんだか生臭い」と感じたことありませんか?
嫌な臭いがする食器に料理や飲み物を入れるのはとても嫌なものですが、洗ってキレイなはずの食器がなぜ臭うのか気になりますよね。

そこで今回は、洗った後の食器から嫌な臭いがする理由や臭いを取る方法、臭いを防ぐ方法などお伝えしていきます。

洗った後の食器から嫌な臭いがする原因

キレイに洗ったはずの食器から、生臭い嫌な臭いがすることがあります。
では、食器を洗ったのに嫌な臭いがするのはなぜなのでしょうか。
臭いの主な原因を見てみましょう。

雑菌

食器が臭う一番の原因は「雑菌」です。
食器を洗う際に使うスポンジや、食器を拭くタオルに雑菌が付いていると、その雑菌が食器に移って生臭い臭いが発生します。
特に、油がたっぷり付いたフライパンをスポンジで洗った後は要注意です。
油や汚れが付着したスポンジでお皿やコップを洗うと、そのスポンジを介して臭いが食器に移ってしまいます。

一方でスポンジがキレイでも、最後に拭くタオルやふきんが生臭いと、それも臭いが移る原因になります。
そのため、スポンジもタオルも清潔を保つことが大切です。

洗剤の臭い残り

スポンジやタオルが清潔なのに臭いがする場合は、使用している洗剤が原因の可能性もあります。

洗剤には適切な使用量と注意点があります。
例えば、

  • 流水で食器や調理用具をすすぐ場合は5秒以上すすぐこと
  • ため水の場合は水をかえて2回以上すすぐこと
  • 濡れたスポンジに適量(1〜2ml)をとり、軽く泡立てて使用すること

などが、使用方法について明記されています。
洗剤で洗っても、すすぎが十分でないと臭いが残ることもあるようです。
今お使いの洗剤の裏面を一度チェックして、正しく使うことをおすすめします。

洗った後の食器の嫌な臭いを取る方法

では、洗った後の食器の臭いを取るにはどうすればいいのでしょうか。
臭いの元となっている雑菌を除去するための方法をいくつかご紹介します。

二度洗い

まず試して欲しいのが、二度洗いする方法です。

一度目は汚れを落とす目的で洗います。
二度目で洗剤とスポンジを使い、雑菌を落とすイメージでしっかり食器を洗います。
一度目と二度目でスポンジを使い分けてもOKです。
また、スポンジに食器用洗剤を足して泡立て、水でキレイに洗い流しリセットしてもOKです。

水ですすいだ後、サッとお湯で簡単に流すことで臭いが取れやすくなります。
乾きも早くなるのでおすすめです。

漂白剤を使って臭いを消す

臭いの原因となっている雑菌は、漂白剤を使って除去することもできます。
キッチンハイターなどの塩素系漂白剤をスプレーして数分置いた後、しっかり洗い流して乾燥させましょう。
塩素系漂白剤のツンとした臭いが気になる方は、オキシクリーンを使うのもおすすめです。
オキシクリーンを溶かしたお湯に食器を浸けることで、食器の気になる臭いや油汚れ、スポンジなどのぬめりなども一気に除去できます。

重曹で臭いを除去

漂白剤を使うのが嫌な場合は、重曹がおすすめです。
アルカリ性の重曹には消臭効果があります。
そのため、食器の気になる臭いも取り除くことができます。

  1. 重曹(大さじ3)と水(3L)が入った鍋に食器を入れましょう。
  2. 沸騰させてから弱火で20分ほど煮沸するだけでOKです。
  3. 冷めたら水でよくすすぎ乾燥させましょう。

煮沸しない場合は、水に重曹(大さじ2)を入れ、1〜2時間ほど漬け込むだけでも臭いが取れます。

メラミンスポンジで洗う

水だけで落とすメラミンスポンジも、食器の臭い除去に効果的です。
特に、臭いが気になるコップ、茶渋が気になる湯のみや急須などに効果的です。
メラミンスポンジで磨くことで臭いはもちろん、水垢や汚れが取れて白さが蘇ります。

食器を洗った後の嫌な臭いを防ぐには

食器に嫌な臭いが付いてしまう前に、まずは臭いがつかないよう予防することも大切です。
そこで、日頃から注意したい、食器の臭いを防ぐ方法をご紹介します。

きれいなスポンジを使う

油や汚れが残っていたり、長期間使い続けているスポンジは菌が増殖しやすいです。
食器が臭う原因になるので、2週間に一度の頻度で交換するようにしましょう。
また、スポンジの汚れをしっかり落とすことも大切です。
日頃から清潔なスポンジを使うことを意識しましょう。
夜寝る前に、スポンジに熱湯を掛けて消毒し、しっかり絞って乾燥させるのもおすすめです。

臭いが付きやすい食器に長時間食品を入れない

陶器や木製、プラスチックなどの食器は臭いが付きやすいです。
そのため、魚料理や香辛料が強い料理(カレー)など、臭いがつきやすい料理には、このような食器を使わないのも臭い予防になります。
また、汚れが取れやすいように浸け置きする場合も多いです。
しかし、陶器などは浸け置きすると臭いが付きやすいので注意が必要です。

清潔なタオル(布巾)を使う

仕上げに拭くタオルや付近も、実は雑菌の温床になりやすいです。
洗った時に落ちきれなかった油汚れや食品の汚れの付着、生乾きの状態が続くと、菌が増殖して生臭くなります。
そんな生臭いタオルで食器を拭くと、臭いが移ってしまうこともあります。
食器用タオルは数枚用意し、常に清潔を保つためにもこまめに洗うようにしましょう。

無香料の食器用洗剤に変える

食器用洗剤の臭いが気になる方は、無香料の食器用洗剤に変えるのも方法の1つです。
しっかり水ですすげば臭いが残ることはないでしょう。
しかし、どうしても気になるなら無香料、もしくは重曹などで洗うことをおすすめします。

アルコールで消毒する

洗って水気を切った食器に、アルコールを噴霧して消毒するのもおすすめです。
口に入っても安心なアルコールを使用すれば、食器や食べ物などにかかっても安全です。
週に2〜3回を目処に、アルコール消毒してみてはいかがでしょうか。

陶器は目止めをすることで臭いが付きにくくなる

陶器は臭いの元となる食品の有機物が入りやすいので、使う前に目止めをするのがポイントです。
目止めをすることで、器も表面の目を埋め、臭いやシミが付きにくくなります。

目止めの方法

  1. 大きな鍋に無地のきれいな布巾を敷き、その上に器を入れる。
  2. 器がかぶるくらいの米のとぎ汁を入れる。
  3. 中火で沸騰させた後、沸き立たせないように弱火で20分ほど煮沸する。
  4. 火を止めて冷まし、冷めたら器を取り出して洗う。
  5. 乾いた布で拭き、天日干しで自然乾燥させれば完成。

器は伏せずにそのまま鍋に入れましょう。
長時間煮沸したり、長時間浸けたまま放置すると、必要以上に水分を吸収してしまうのでご注意ください。
表面上乾いていても水分がまだ残っている可能性があるので、乾燥はしっかり行いましょう。

洗った後も臭わない食器の洗い方

ここで、洗った後も臭わない食器の洗い方を、順を追ってご紹介します。

下準備

  • 油汚れやソースが付いたお皿は重ねずキッチンへ
  • スポンジで洗う前に、キッチンペーパーやゴムベラなどで汚れを取り除く

臭いを残さない食器の洗い方

  1. スポンジを水で濡らして軽く絞り、食器用洗剤を適量垂らしてスポンジ全体を泡立てる
  2. まずはグラス類から洗い、次に汚れが少ない食器から洗う
  3. 最後に油汚れやソースが付いたお皿を洗う
  4. 食器が乾きやすいため水ではなくお湯で洗い、すぐに清潔なタオルで拭き取る
  5. 食器同士がくっつかないよう、逆さにして自然乾燥し、しっかり乾燥できているのを確認できればOK

おわりに

今回は、洗った後になぜ食器が臭うのかについて、臭いの原因や対処法についてお伝えしました。
普段からスポンジやタオルを清潔にし、食器も十分に乾燥させてから食器棚に収納することが大切です。
ぜひ参考にしてください。

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