珪藻土の食器用水切りマットの選び方やカビ対処法について

:2024/01/16

珪藻土の食器用水切りマットの選び方やカビ対処法、正しい使い方

皆さんは食器の水切りにどんなものを使用していますか?
ポリエステルやシリコンの水切りマットを使っている方もいれば、ステンレス製、スチール製などの水切りカゴを使用している方も多いと多いと思いますが、今回ご紹介するのは「珪藻土の食器用水切りマット」です。

珪藻土とはどんな素材なのか、食器の水切りで珪藻土を選ぶポイント、食器用水切りの珪藻土にカビが生える原因と対処法などご紹介します。

食器用水切りなどで使われる珪藻土とは

珪藻土とは、植物性プランクトンの珪藻(ケイソウ)が海底に沈殿し、長い年月をかけて化石化したものを原料とした岩石のことです。

珪藻土には、

  • 高い吸水性と速乾性
  • 消臭効果
  • 錆びない
  • 耐熱性があるためコンロ脇に置いても安心

といったメリットがあります。
水をよく吸うことから、食器の水切りとしてはもちろん、バスマットやなど、様々なアイテムの素材に使用されています。
また、見た目の良さも珪藻土が人気の理由の1つです。

珪藻土を使用する際の注意点

食器用の水切りとして効果的な珪藻土ですが、デメリットもあります。
それはクッション性がないことです。
雑に食器を置いてしまうと、ヒビ割れたり傷つけてしまう可能性があります。
そのため、特にガラスなどの割れやすい素材は注意が必要です。

また、乾燥させる際、直射日光に当ててしまうと変形する可能性もあります。
使用後は陰干しをするようにしましょう。

食器の水切りで珪藻土を選ぶポイント

食器の水切り用珪藻土は大きく分けて、以下の2タイプがあります。

セットタイプ

まとめ洗いができ、食器やカトラリーなどをごちゃつかずに置きやすいカゴとトレイがセットで販売されています。

セットタイプの一番のメリットは水切りのしやすさです。
お皿などが立てやすく安定性もあるので、乾くまで置きっぱなしにすることも可能です。
しかし、掃除がしにくいのが難点と言えるでしょう。

マットタイプ

使いたい時に取り出せるのが、マットタイプの特徴です。

マットタイプの中には、くるくる丸めてたためる水切りカゴもあります。
キッチンが狭く、カゴの置き場所に困る方や一人暮らしの方におすすめです。
珪藻土マットには色々なサイズがありますので、家族の人数によって選ぶといいでしょう。

また、マットタイプを選ぶなら表面に溝があるものがおすすめです。
表面に溝があることで食器との接触面が少なくなり、より乾きが早くなります。

食器用水切りの珪藻土にカビが生える原因と対処法

そもそも結露やカビが生えにくい珪藻土ですが、赤カビや黒カビが生えてしまう場合があります。
では、なぜカビが生えてしまうのでしょうか。

カビが生える原因

珪藻土にカビが生える主な原因は、以下のことが挙げられます。

  • 珪藻土に水分がこもっている
  • 珪藻土の吸水力が落ちている

珪藻土の中の水が蒸発しないうちにどんどん洗い物をすると、中に水が溜まりカビが生えてしまう原因になってしまいます。
また、そのまま使い続け中に水分が溜まったまま放置してしまうと、目詰まりを起こして吸水力が落ち、カビが生えやすい状況へと陥ってしまいます。
吸水力が落ちた場合は寿命だと捉えて、買い換えると良いでしょう。
もしカビが生えた場合は、お手入れでカビを取り除ければ、まだ使い続けることができます。

では、カビが生えた時はどうすればいいのでしょうか。

カビが生えた時の対処法

カビが生えた時に試したいのが、紙やすりで削り取る方法です。
300番〜400番のぐらいのもので表面を軽く削ってみましょう。
紙やすりで削ることでカビを除去できる他、吸水性も復活することができます。

もう1つは、キッチンハイターなどの漂白剤で除去する方法です。
軽度のカビの場合は、雑巾に漂白剤を染み込ませ、軽く叩くようにして取り除きます。
それでも除去できない頑固なカビは、珪藻土に直接吹きかけて数分待ち、洗い流してしっかり乾燥させれば除去できます。
ただし、珪藻土によっては漂白剤を使えないものもあるので、確認をしてからお試しください。

珪藻土マットを清潔に使い続けるコツ

珪藻土マットをいつまでも清潔に使い続けるためには、日頃の使い方が重要です。
そこで、珪藻土マットを使う際のコツをご紹介します。

湿度に注意し室内の換気を意識する

吸水性が高い珪藻土マットは、室内の湿気も吸い取るので、湿度が高いとカビが生えやすくなります。
湿度が高くならないよう、換気を意識するようにしましょう。

水切り後は立て掛けておく

珪藻土を使用した後は湿気が放出しやすくなるよう、表面の水気を拭き取ってから風通しの良い場所で立て掛けて置きましょう。

定期的に日陰干し

珪藻土は中に水分を溜め込みやすいので、1週間に1回を目安に日陰干ししましょう。
天日干しや直射日光に当ててしまうと反り返る可能性があるのでご注意ください。
珪藻土は欠けたり割れやすいので、立て掛ける時や持ち運びする際は注意しましょう。

汚れやカビが少しでもあったら紙やすりで早めに削り落とす

珪藻土は普段特にお手入れする必要はありません。
しかし、汚れが付いたりカビが少しでもあった場合は、紙やすりなどで早めに削り落とすことが大切です。

【おすすめ】キッチンに最適な珪藻土食器水切りマット

では最後に、おすすめの珪藻土食器水切りマットをご紹介します。
購入の際の参考にしてみてください。

なのらぼ「ドライングプレート A4 ハーフ&ハーフ」

機能性・デザイン性に優れた商品です。
A4サイズとコンパクトサイズ、表面の半分に溝が付いているので、お皿やまな板などを引っ掛けて壁に立てかけられることができます。
小ぶりな調味器具を洗って置いたりなど、ちょい置きにもとても便利です。

おわりに

珪藻土は、清潔で衛生的に使うことができることから、食器の水切りとしても人気があります。
毎日お手入れする必要はありませんが、普段から立て掛けてしっかり乾燥させることでいつもサラサラ、長く愛用することができます。

ぜひこの記事を参考に、キッチンに合った珪藻土の食器用水切りマットを探してみてください。

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