引き出し、または観音開きのシンク下の収納スペース。
ちょっとしたアイデアと工夫をすれば、調理器具の他にたくさんのものが収納できます。
そこで今回は、観音開きタイプのシンク下に食器を収納する方法や便利なアイテムをご紹介します。
食器棚のスペースがない、またはシンク下に食器を置くことで家事が楽になるとお考えの方は、ぜひ一度ご覧ください。
観音開きタイプのシンク下に食器を収納するポイント
使いやすく、そしておしゃれにみせたいキッチンスペース。
このような空間を作るには、シンク下の使い方がとても大切です。
特に、中古住宅や賃貸マンションにお住まいの方は、備え付けのキッチンを使います。
そのため、シンク下を効率的に活用する方法がとても重要と言えます。
キッチンに設置されているシンク下は、引き出しタイプと観音開きタイプに分かれます。
シンク下には調理器具や常温保存が可能な調味料、そして食器が収納できます。
また、洗剤などのストックも収納が可能です。
今回は、扉が両開きや片開きをする観音開きタイプのシンク下に食器を収納する方法についてご紹介します。
観音開きタイプのシンク下に食器を収納する時は、以下のポイントが大切です。
- シンク下の高さに合わせた収納を考える
- 使いやすい場所に食器を置く(導線を考える)
- 使う頻度に合わせた収納方法
このように、食器を使う、そして収納する時に便利な方法がシンク下を活用するカギです。
また、キッチンに食器棚を置くスペースがない、もしくは一人暮らしで、できるだけコンパクトな収納がしたい場合にもこのポイントはおすすめです。
観音開きタイプのシンク下に棚を置いて食器を収納
引き出しタイプのシンク下に比べ、観音開きタイプのシンク下は高さがあるところがメリットです。
そのため、その高さをいかした棚を使った食器の収納がベストと言えるでしょう。
観音開きのシンク下に使用する棚は、2段や3段タイプ、もしくは4段タイプがあります。
この段数は、お使いのシンク下の高さに合わせて選びましょう。
シンク下に置いた棚の使い方のコツは、上の段にはいつも使う食器を置くことです。
そして、下の段にはたまに使う食器を収納するようにしましょう。
さらに、棚の上にカゴやトレーを置くと、食器の取り出しや収納が楽になりますよ。
もし棚のスペースが余った時は、保存容器や鍋などを置いても良いでしょう。
シンク下に棚を置く方法は、1回分の食器の収納や取り出しにも便利です。
特に忙しい朝は、朝食用に使う食器は決まっている方もいると思います。
そのような時は朝食に使う食器をカゴやトレーにまとめて収納しておけば、家事の時短につながります。
もしも一人暮らしで使う食器がいつも決まっているなら、水切りカゴを利用しても良いでしょう。
水切りカゴは、食器を洗って保管、乾燥させた後に、観音開きのシンク下の棚にそのまま収納できます。
ただし、水切りカゴは、しっかりと乾燥をさせないとぬめりなどが発生します。
そのような状態でシンク下に収納してしまうと、カビや雑菌が繁殖するで注意しましょう。
観音開きのシンク下におすすめの棚の種類
シンク下に置ける棚は、さまざまな形状、そして素材があります。
まず、形状は正方形や長方形、そして段の高さを変えられるタイプがあります。
そして、素材はステンレス製やプラスチック製が主です。
お使いの観音開きのシンク下にどのようなタイプの棚が良いかは、以下の方法で選びましょう。
- 食器の数が多い・重たい場合
ステンレス製がおすすめ
- 食器の数が少ない・軽い場合
プラスチック製がおすすめ
- 季節によって食器を入れ替える
調味料ラックや折りたたみできる棚がおすすめ
特にプラスチック製の棚は、時間とともに変形する可能性があります。
そのため、重たい食器や割れやすい食器には向いていません。
観音開きタイプのシンク下に食器を立てて収納する
常に使う食器、特に平らなお皿などは立てて収納すると取り出しやすくておすすめです。
観音開きのシンク下にお皿を立てて収納をするなら、ファイルボックス、または、お皿用のスタンドやブックエンドが便利です。
特に、ファイルボックスは、観音開きのシンク下に置くことで引き出しにような使い方ができます。
さらに、お皿用のスタンドなら、お皿を洗った後の水切りとしても活躍します。
そして、ブックエンドは、食器のサイズに合わせた収納が可能です。
この方法は、収納アイテムの組み合わせで、さらに使いやすいレイアウトが可能です。
例えば、観音開きのシンク下にファイルボックスを置き、その上に棚を置くと多くの食器を収納できます。
さらに、棚を置くことで、その上に追加のファイルボックスを置けます。
このように棚と併用して使うことで、さらに観音開きのシンク下のスペースを有効活用できます。
また、ブックエンドを使うなら、食器の他にまな板の収納が可能です。
観音開きタイプのシンク下は扉も食器の収納に便利
観音開きタイプのシンク下は、高さはもちろんですが、扉も有効活用できるところが魅力です。
扉の裏に、フックやタオルレールを設置すれば、調理器具などをかける収納ができます。
また、カゴなどを設置すると、食器を始め、鍋の蓋やこまごましたアイテムの収納に便利です。
さらに観音開きのシンク下の扉の裏を活用するなら、ワイヤーネットを使う方法もおすすめです。
扉の裏にフックを設置してワイヤーネットをかけると、お好きな場所にさまざまな収納が可能です。
観音開きタイプのシンクはコンロ下も上手に活用
観音開きタイプのシンクには、コンロ下にも収納ができます。
多くの方は使い勝手が良いので、鍋などを置いているかと思います。
その鍋を置く収納方法を、上記でご紹介した棚を使う、もしくはファイルボックスを使うことで、コンロ下の収納スペースをさらに広く確保できます。
コンロ下に鍋を置く場合は、フライパンなどはファイルボックスを使い、鍋は重さや大きさに合わせた棚を使うと便利です。
特に、ル・クルーゼなどの重い鍋の場合は、1番下に置くと良いでしょう。
食器を観音開きタイプのシンク下に収納するときの注意点
観音開きのシンク下に食器を収納するには、以下の点に注意をしましょう。
- 定期的に掃除やお手入れをする
- 消臭や湿気に対策をする
- 耐震対策をしておく
湿気のこもりやすい場所とも言える、観音開きのシンク下。
そのため、臭いや汚れには注意が必要です。
定期的に掃除をすることはもちろん、地震用の対策や虫の侵入にも注意しましょう。
地震対策には、すべりどめのマットや、扉をロックするアイテム。
そして、虫対策は、隙間に養生テープを使う方法がおすすめです。
観音開きタイプのシンク下に食器を収納する時にあると便利なアイテム
観音開きのシンク下に必ずあるものと言えば、排水管です。
この排水管、シンク下の収納のレイアウトを考える上では避けて通れません。
さらに、食器を置く場所に排水管があることに抵抗がある方もいると思います。
そこで、観音開きのシンク下にある排水管を隠す、または避ける便利なアイテムをご紹介します。
- つっぱり棒を使って棚を作る
つっぱり棒を2本用意し、シンクの下に並行に設置します。
その上に、カゴやワイヤーネットを置けば、排水管を避けた棚ができます。
- プラスチック板で排水管を隠す
プラスチックの板に布をやタイルシールを貼り付ければ、排水管を隠せます。
柔らかいタイプの板なら、丸めて隠すことも可能です。
また、すのこを縦に置いて排水管を隠す方法も良いでしょう。
まとめ
観音扉のシンクの下は、さまざまなアイデアで無駄のない収納が可能です。
特に、食器を収納するのなら、棚やファイルボックスをフル活用しましょう。
また、便利なアイテムを使えば、さらにシンク下は収納に便利な場所に変身します。