シンク下の引き出しに食器を収納してみたいけど、どう収納すべきなのかわからないという方は多いのではないでしょうか。
「食器は食器棚に収納する」というルールはなく、実際、シンク下に食器を収納している方はたくさんいますし、特にシステムキッチンの引き出しに食器を収納する方が多く、みなさん色々工夫を凝らして収納しています。
そこで今回は、食器をシンク下の引き出しに収納するメリット・デメリットや収納ポイント、シンク下の引き出しに収納すべきではないものなどお伝えします。
使わない食器を手放す機会にもなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
シンク下に食器を収納したい-引き出しに食器を収納するメリット・デメリット
食器は、食器棚に収納する方法だけでなく、備え付けのシンク下の引き出しに収納する方法もあります。
食器をシンク下の引き出しに収納するメリットとデメリットをみていきましょう。
メリット
- 食器棚に収まらない食器も収納できる
- スライド式なので全部が見渡せ
- 奥の食器も取りやすく出し入れが簡単
- 食洗機が右隣なので、乾燥後片付けやすい
普段用の食器はもちろん、大きくて重さのある食器も、シンク下ならすっきり収まります。
また、引き出しはスペースが限られているので、食器の断捨離にも繋がります。
デメリット
一方のデメリットは、空間にデットスペースが生まれやすいこと。
深さや奥行きを上手く活用しないと、底の食器が取り出しづらくなったり、無断なスペースができてしまいますので、配置や置き方の工夫が必要です。
収納アイデアや整理整頓が苦手な方にとってはデメリットでしょう。
増えてしまった食器を手放す方法
シンク下の引き出しはスペースが限られているため、今ある食器全てを収納することが難しい場合もあります。
増えてしまった食器をどうにかしたいと思っても、壊れていないものやセットで揃っているもの、来客用のものなど、普段使わなくても「使える食器」だと手放すのは難しいものです。
ただ、食器は毎日使うものですから、食器であふれている状態だと使いづらくストレスが溜まることもあるでしょう。
家事ストレスを解消するためにも、食器は定期的に見直して整理することが大切です。
まずは食器をすべて取り出し、以下を基準に、食器を減らしていきましょう。
- 人数分揃っていないもの
- 欠けや汚れがあるもの
- 1年以上使っていないもの
- 重い、洗いにくいなど使いにくいもの
- 好みじゃないもの
- 似たような食器が複数あるもの
普段用、来客用で分けず、お気に入りの食器だけを厳選することで、必要最低限の食器だけが残り、食器を整理しやすくなります。
シンク下の引き出しに食器を収納する際のポイント
食器が整理できたら、次はいよいよ「収納」です。
シンク下の引き出しは、食器の収納棚とな異なりいくつかポイントがありますので、収納する際の参考にしてみてください。
置き方
シンク下上部の引き出しはスペースが広く、収納容量が多いので食器の置き方も工夫が必要です。
縦に食器を重ねてしまうと、引き出しを開け閉めした時に崩れてしまったり、下のお皿が取り出せないなどのトラブルが発生するので、どこに何があるか引き出しを開けた時にわかりやすいよう、食器は横向きに立てて収納するのがおすすめです。
立てて収納することで省スペースで収納することができます。
100均のファイルボックスなどを活用して、立てて収納しましょう。
お皿のサイズ
シンク下の下部には、上部よりも使用頻度が低い大きいお皿や重さのあるお皿、セット物の食器などの収納に最適です。
食器棚でついつい眠ってしまいがちな食器も、シンク下の引き出しに収納することで出し入れしやすくなり、活躍する機会が多くなります。
見せる収納
引き出しを開けた時に、お店のディスプレイのようにキレイに収納するのも考え方の1つです。
食器の形や色を揃えて収納し、小皿などの細々とした食器類は100均のバスケットや木製のカゴに入れて収納するなど、見せる収納を心がけてみてはいかがでしょうか。
統一感が生まれ、見た目もキレイに収納できます。
食器をシンク下引き出しに収納するのが衛生面で気になる場合
ここまで、シンク下の引き出しに食器を収納することについてお伝えしてきましたが、シンク下は湿気がこもりやすく、排水管からの臭いも気になることから、衛生面が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、食器以外でシンク下の引き出しに収納すると最適なものをご紹介します。
上段の深型引き出しには水回りで使うものを収納
ザルやボウル、スライサー、鍋、包丁など、水回りで使うものや、ラップやアルミホイル、計量カップなどを収納すると使い勝手がよく便利です。
深さがあるので、ブックスタンドやファイルボックスなどを上手く活用し、深さを活かせる収納を心がけましょう。
ファイルボックスなどを活用する場合は、深い引き出しにある深めのボックスを選ぶことで、高さのあるアイテムも安定しやすくなります。
下部の浅い引き出しに適したアイテム
下部の浅い引き出しには、ゴミ袋や掃除用品、スポンジや布巾、保存袋などのストック品の収納に最適です。
意外と奥行きがあるので、細かなアイテムは100均などのボックスを活用して収納場所を確保するとすっきりします。
シンク下の引き出しに収納すべきではないもの
最後に、シンク下収納に向かないものをお伝えします。
シンク下は換気しにくく、お湯を流すことも多いため、庫内の温度も高くなりやすい環境です。
湿度が高くなりやすいので、以下のものはシンク下の引き出しに収納しないように注意しましょう。
- お米
- 粉モノ
- 開封済みの食材
- ダンボール類
共通点は、湿気を含みやすいことです。
お米や粉モノ、一度開封した食材などは湿気を吸いやすく、虫やカビも発生しやすいので、置き場所に注意しましょう。
お米は野菜室などがおすすめです。
また、ダンボール類も湿気を収入しやすく、虫が発生したりカビの原因にもなるため、収納する際は外箱から出し、中身だけ収納すると安心です。
まとめ
今回は、シンク下の引き出しに食器を収納するメリットやデメリット、シンク下収納のポイントなどをお伝えしてまいりました。
シンク下の引き出しは、食器収納に適している反面、排水管が近いため衛生対策も必要です。
また、引き出しの上部、下部それぞれの深さが異なりますので、深さに合ったスタンドやボックスで仕切り、立てて収納するなど工夫も必要です。
アイデア次第で使い勝手が良くなりますので、ぜひチャレンジしてみてください。