食器をゴミとして捨てる場合の分別方法を素材別で解説

:2023/09/17

食器をゴミとして捨てる場合の分別方法を素材別で解説

食器をゴミとして捨てる際、分別に困ったことありませんか?

すぐに捨ててしまいたいけど、ガラス製の食器は可燃ゴミそれとも不燃ゴミ?じゃプラスチック製の食器は何ゴミ?など、食器の素材によって捨て方も異なるためわからなくなってしまいます。

そこで今回は、食器をゴミとして捨てる場合の一般的な出し方やゴミとして捨てる食器が大量で分別が難しい場合、まだ使える食器の処分方法などをご紹介します。

食器をゴミとして捨てる際は素材ごとに分別を

食器といってもガラスや金属、プラスチックなど様々な素材が使われており、ゴミとして処分する際は、素材ごとに分別する必要があります。

昔はゆるく分別しなくても処分ができましたが、今はルールが厳しい地域も増え、分別が適当だとゴミとして処分されずご近所トラブルのきっかけになることも。

ただし、ゴミの分別は自治体によって異なるため、お住まいの地域のルールに従って処分することが大切です。

自治体によってゴミの分別に差が出る理由

なぜ自治体によってゴミの分別に差が出るのでしょうか。

それは、各自治体で所有しているゴミ処理施設の性能。
高性能のゴミ処理施設を所有している施設は高温で一気にゴミを焼却することができるため、プラスチックゴミを燃やした際に出るダイオキシンなどの有害物質が発生しにくく、結果的に細かくゴミを分別せずに処分ができます。

反対に財政が厳しい自治体は高性能のごみ処理施設の建設は難しく、ゴミの種類が増えるため、人件費などのコストがかかってしまいます。また、ゴミを細かく分別する必要が出てきます。

都市部など人口の多い地域はゴミの量も多く回収コストがかかるため、リサイクルや処理をするのが大変という理由から、分別がゆるくなる傾向にあり、逆に人口が少ない地域は細かい分別ルールも把握しやすいため、分別が細かくなる傾向が強いようです。

食器をゴミとして捨てる場合の一般的な出し方

では次に、食器は何ゴミで処分できるのか、食器をゴミとして捨てる場合の一般的な出し方についてご紹介します。

陶器・ガラス製食器の捨て方

一般家庭でもっとも使われている素材の陶器・ガラス製の食器は、不燃ゴミとして捨てるのが一般的。
陶器やガラス製食器は割れやすいので、そのまま捨てずに、新聞紙などで包んでから「ワレモノ」「危険」など割れ物が入っていることを記載して捨てるようにしましょう。

ただ、自治体によってルールが異なり、割れ物の記載をしなくても回収してくれる場合もあるので、お住まいの自治体で捨て方の確認をすると安心でしょう。

金属製食器の捨て方

金属製の食器も不燃ゴミで分別されることが多いですが、金属ゴミとして分類されることもあります。
食器だけでなく、鍋やボウル、やかんの他、フォークやナイフなども金属製に分類されるので、ナイフなどを捨てる際はケガ防止のためにも、新聞紙や厚紙で包んで「危険」など記載すると親切でしょう。

また、縦・横・高さのいずれかが30cm以上のものは、粗大ごみの取り扱いになる自治体が多いので注意が必要です。

漆器・木製食器の捨て方

漆器や木製食器は洗い方に注意が必要で、油汚れが付着したまま放置すると臭いが取れなかったり、食洗機不可なのに洗ってしまい、歪みや反り、塗装が剥げてしまうことがあります。
もう使えなくなった漆器や木製食器は、燃えるゴミ(可燃ゴミ)として捨てることができます。

プラスチック・メラミン食器の捨て方

子供用のお皿やコップなどに便利なプラスチック・メラミン食器は、燃えるゴミまたはプラスチックごみとして捨てるのが一般的ですが、自治体によっては不燃ごみとして扱われる場合もあるので注意が必要です。
何ゴミかはお住まいの自治体のホームページをチェックしましょう。

アルミ皿をゴミとして捨てる場合の分別処理

キャンプなどで使われることが多いアルミ皿は、ほとんどの自治体で燃えるゴミとして扱われているので、指定された日に燃えるゴミとして処分しましょう。

ただし、アルミ箔単体を資源ゴミまたは不燃ゴミとして分別・回収している自治体もあるので注意しましょう。

ゴミとして捨てる食器が大量で分別が難しい場合

引っ越しなどで捨てる食器が大量で、細かく分別して捨てるのが難しい場合は、不用品回収業者または遺品整理業者へ依頼するのも方法の1つ。
大量の食器を分別するのはもちろん、運び出すのも大変なので、片付け業者に依頼すると便利です。
食器だけでなく、不要になった家具家電も一緒に運び出してくれるので、まとめて片付けたい方にはおすすめです。

ただし、依頼する場合は適切に処理をしてくれる不用品回収業者を見分けることが大切なので、

  • 料金表示が明確であること
  • 一般廃棄物収集運搬業許可をもつ業者であること
  • 価格帯が相場であること
  • 口コミの評価が良い

などのポイントを参考に、できれば3社以上の業者を比較・検討することをおすすめします。

ゴミとして捨てる食器の分別方法が分からない時の調べ方

ゴミとして捨てる食器の分別方法が分からない時の方法は3つ。

  • お住まいの自治体のホームページを確認する
  • パンフレットで調べる
  • アプリ・ラインで調べる

一番簡単なのは、住んでいる街のホームページを確認することでしょう。
各自治体のホームページでは、ゴミ分別の一覧が記載されているので、スマホやパソコンで確認してみましょう。

また、横浜市などでは「横浜市ごみ分別アプリ」や「横浜市LINE公式アカウント」でゴミの分別方法や粗大ゴミに関する問い合わせや申込みなど、ゴミの分別に関する情報を確認できますので、そういったツールを活用するのもおすすめです。

ゴミとして捨てられないまだ使える食器の処分方法

最後に、ゴミとして捨てられないまだ使える食器の処分方法についてご紹介します。
新品・未使用の食器やまだまだ使える食器を処分したい時の参考にしてみてください。

リサイクルショップで食器を買取してもらう

一番手軽で利用しやすいのがリサイクルショップでの買取でしょう。
特に新品やセット数が揃っているもの、ブランドものの食器などは高く買い取ってくれる可能性があります。
ただ、リサイクルショップによって買取価格が異なるので、複数のお店へ持ち込んで比較・検討することをおすすめします。

フリマアプリを活用する

今すぐ処分する必要がなければ、フリマアプリを活用するのもおすすめ。
個人取引なので相手とのやり取りや発送の手間など面倒なこともありますが、物によってはリサイクルショップよりも高値で売れる可能性もあります。
特に状態の良いブランド品やセットものなどはおすすめです。

NPO団体へ寄付をする

NPO団体へ寄付をするのも方法の1つ。
不要になった食器を東南アジアなどの発展途上国へ贈る活動を行っている団体へ、郵送または持ち込みすることで引き取ってくれます。
ゴミとして処分されず、リユースとして再利用されるので、気になる方は「食器 寄付」で検索してみてはいかがでしょうか。

まとめ

食器をゴミとして捨てる場合は、素材ごとに分別することが大切です。
「誰が捨てたかわからないし」と、適当に捨てないよう注意しましょう。
分別方法は自治体によって異なるので、特に引っ越し時はホームページやパンフレットで調べるなど注意が必要です。

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